2009/08/25
生まれてよかったといえる社会、国を子どもたちに残していくのが政治の責任 群馬で輿石代行
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輿石東代表代行は25日夕、群馬県高崎市で行われた連合決起集会で挨拶に立ち、日本の子どもたちには、それぞれの地域に生まれて、「本当によかったと言えるような社会を、国を残していくのが現世に生きる私たち大人の、政治の責任だと思う」と述べ、政権交代によって求める政治を実現していこうと会場をいっぱいにした約2000人の聴衆に訴えた。
国会に送って頂いて早20年だと振り返った輿石代行は、訴え続けてきた「大好きな言葉がある」として、「子どもに夢を、若者に希望を、お年寄りに安心を」とのフレーズを紹介。そのうえで「どう間違えたのか麻生総理が、高齢者に安心をと若干言葉を変えて、同様の内容の訴えを、自民党のコマーシャルにまで使っている」と述べた輿石代行は、「その高齢者の皆さんに麻生内閣は何をしたのか」と問いかけ、75歳以上を後期高齢者と位置づけ、年金・医療・介護制度をメチャクチャにした張本人が自公内閣だと指摘。「安心してくださいなどとよくも言えたものだ」と不快感を露にした。
また、「子どもに夢を」と言いながらも、親が雇用の場を失って一家の収入が減少することによって「高校を中退しなければならない、大学へ行けない」といった事態に陥る子どもが多くいる現状への憂慮も表明。「(自公政権は)親の収入によって子どもの将来を決めてしまうという状況をつくっておいて、子どもに夢をなどとよく言えたものだ」とも断じた。
さらには、若者が働きたくても仕事がないという状況が長く続いている点にもふれ、「そんな状況をつくり出しておいて、若者を希望をもてとは何事でしょうか」と訴えた。
そのうえで輿石代行は、「子どもが夢を持てない、青年が希望を持てない、お年寄りが安心できない。だからこそ政権交代ではないか」と参加者に呼びかけると、賛同の拍手が会場を包んだ。
「そういう怒りをもって各地で地殻変動が起こっている」と語った輿石代表代行は、「だれにも信じてくれないが小学校の先生を13年間やってきた」として笑いを誘い、いつでも子どもたちのことが頭を離れないとして、子どもたちの未来のために、政治をえていこうと呼びかけた。
集会には群馬県連代表の富岡由紀夫参議院議員、角田義一元参院副議長、米長晴信参議院議員も参加した。
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