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2009/08/28
みんなで政治を変え、新しい国つくりの実現を 小沢代表代行、高知県いの町で


 小沢一郎代表代行は28日午後、高知県を訪れ、党事務所が主催する街頭演説会に参加。集まった約500人の聴衆に対して、皆さんとともに政治を変え、新しい国つくりを実現しようと訴えた。

 はじめに小沢代行は集まった方々に対して、「急きょお邪魔することになったにも拘らず、多くの方々が集まって頂いて本当に感謝の気持ちでいっぱい」と述べた。

 まず、今の自公政権について小沢代行は、「いったい皆さんにどんな結果をもたらしたのか」と提起。「日本はかつて公正で、みな等しく安定した生活を送ることができる先進国だった」と述べる一方で、この10年足らずの間、特に小泉政権以後、改革という美名のもとに国民生活を窮地に追い込み、地方を切り捨てるという考えで政治・行政が行われてきたと自民党の失政を振り返った。

 さらに小沢代行は、「いろんなムダづかいを放置しておきながら、官僚の言うままに年金保険料や医療費、所得税に至るまで国民負担はますます増えるばかり」と指摘。加えて、小泉改革の市場経済、自由競争主義の結果、強者だけが生き残り、弱者が切り捨てられる政治がはびこったと痛烈に批判。地方の農林漁業や中小零細産業についても生産性が低いものは生き残れない政策によって、都市部との格差が拡大し、地方が疲弊する一方になったのが今の政治のもたらした結果であると語った。

 そのうえで小沢代行は、「政治は政党、政治家のものではなく、まさに国民生活と命を守るためにある」と本質を説くとともに、「民主主義は主権者たる皆さん一人ひとりが政治を作る権利を持っている。皆さんの力でこんな弱い者切り捨ての政治を終わりにしよう」と力強く訴えた。

 同時に、小沢代表は米国でのオバマ大統領誕生を例に挙げ、「米国民はオバマ氏を大統領に選んで変化を、政治の転換を求めた。本当に良い政治をつくるのは皆さんの意思である」と述べた。

 最後に小沢代行は改めて聴衆に対して、「今の政治は本当に国民の生活を守る民主主義の政治とは言えない。本当に自分たちの暮らしを、自分たちのふるさとを安心で安定して生きていける国づくりができるようになったと喜べるようにみんなで一緒に政権交代を実現していこう」と呼びかけた。
 

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