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2000/03/23
「働く者が団結し、政治行動するのは当然」熊谷幹事長代理が亀井発言に反論
 民主党の熊谷弘幹事長代理は23日の定例会見で、自民党の亀井政調会長が「労組は政治狂いしている」などと発言したことを取り上げ、「自民党に150億円献金した医師会や、ぼう大なカネを注ぎ込んでいる建設業界はどうなのか。働く者が自分たちの生活を守るために団結し、政治行動を起こすのは当然だ」と批判した。

 熊谷幹事長代理は、自民党が労働組合費の給与からの天引きを禁止する法案を提出する構えをみせていることについても「自自公の強行採決で年金水準が5%切り下げられようとし、企業年金も崩壊しようとしているこの時期に、労働組合の団結権を崩壊させようとしているのは許せない」と強調。さらに「なぜ労働組合が存在するのか、団結権がどういう歴史によって成立したかについて全くわかってない人間の発想だ」と述べ、景気悪化の失政を棚に上げて組合攻撃に熱を上げている自民党に憤りを示した。
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