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2009/09/30
小沢幹事長、参院静岡補選公認候補に土田ひろかず氏の擁立決定を発表


 小沢一郎幹事長は30日午後、静岡市内で幹事長就任後初となる記者会見を行い、10月8日告示、25日に投開票される参議院静岡選挙区補欠選挙の意義を説くとともに勝利に向けて全力を挙げる考えを示した。

 小沢幹事長は、御殿場市の医療法人理事長の土田ひろかず氏とともに会見を行い、参議院静岡選挙区補欠選挙における党公認候補として土田氏の擁立決定を発表し、会見で司会を務めた細野豪志衆議院議員を総合選対本部長に、必勝を期してこの決戦に臨む考えを表明した。

 そのうえで小沢幹事長は、「参議院は一昨年の選挙戦で野党過半数を占めているが、民主党一党では未だ過半数に届いていない。そういう意味においてもこの補欠選挙区は非常に大きな一議席であると考えている」と指摘。同時に行われる神奈川選挙区補欠選挙もさることながら、静岡選挙区は特に、これまでは自民党の議席である点を踏まえ、「民主党が県民の皆さんの支持をいただくことができれば非常に大きな意義ある、価値ある議席。県民の皆様の力強い、温かいご理解とご支持を得られるよう、心からお願い申し上げる」と述べ、党本部としても全面的に支援していく考えを示した。

 土田氏は、「全面的な民主党のバックアップで今回の選挙戦を戦わせていただくことになった。県民の皆さんに熱き思いを堂々と語っていきたい」と決意を表した。

 続いて小沢幹事長は、記者団から鳩山政権発足後初となる国政選挙の位置づけについて問われ、「先ほど申し上げた参議院の現実としての重要な位置づけであると同時に、鳩山政権発足後初めて迎える国政選挙であり全面的にバックアップしていく」と語った。

 また、土田氏が主張する大卒者らを4年間で医師に育成するメディカルスクールの創設に関する見解を求められると、「専門家ではないので個別の具体的なことについてはわからない」と前置きしたうえで小沢幹事長は、今日の医療のあり方、全国的な医師不足問題を解決するための方策を考えていかなければらないと指摘。そういう意味において、「(土田氏の)専門の分野でもあり、いい知恵を出していただきながら、国民のニーズに応えるようにしていってもらいたい」とした。
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