ニュース
ニュース
2009/10/01
小沢幹事長、神戸市長選挙に現職の矢田立郎市長を単独推薦することを発表




 小沢一郎幹事長は1日夕、神戸市内で会見を行い、10月11日告示、25日投開票の神戸市長選挙に立候補予定の矢田立郎・現神戸市長を推薦することを発表した。

 はじめに小沢幹事長は矢田市長を推薦するに至った経緯に関連して、「我々は『国民の生活が第一。』という標語を掲げて国政はじめ多くの選挙で訴えてきた」と説明。そして国民、市民の生活に目を向けた市政を実現したいという矢田市長の熱い願いと、地域主権の観点から、本当の意味で市民のための行政を実行していくために、国の統治機構を改める必要性という2つの考えで市長と意見が完全に一致したことを受け、今回の市長選で矢田市長の支援をしていくことを決めたと説明した。

 そして小沢幹事長は、「市長も我々が掲げてきたマニフェストと同じ考えで民主党の旗の下、選挙戦を戦って行きたいという決断を下して頂いた」と述べると同時に、「政令市の市長選において実績を多く持った現職の市長が民主党単独の推薦で選挙を行うことは初めてのこと」として、矢田市長の決断を高く評価した。

 続いて、矢田市長が挨拶を行い、「小沢幹事長の強い決断に対し、感謝する」と民主党の推薦に対して謝意を示した。矢田市長は、「今の政治には国民、市民の暮らしの安定が何をおいても重要であり、それこそが市政における大きな使命である」とし、「今回の市長選で、民主党の単独推薦をもって民主党の政権公約の考え方の下に、神戸市が抱えているさまざまな問題に対して直実に取り組み、市政の舵取りを行っていきたい」と決意を表明した。

 なお、同会見には選挙区が神戸市である井戸まさえ、向山好一、土肥隆一、高橋昭一各衆院議員ならびに辻泰弘、水岡俊一両参院議員、連合兵庫の森本会長らが出席し、党ならびに連合が一丸となって支援していくことをアピールした。
記事を印刷する