2002/05/09
鈴木議員の偽証罪告発を10日の衆院予算委で採決
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民主党など野党4党は8日、鈴木宗男議員の公設秘書らが北方四島支援事業の入札に関連して偽計業務妨害容疑で逮捕されたことにより、3月11日の同議員の証人喚問における証言に偽証の疑いが強まったとして、ただちに衆議院予算委員会を開会して議院証言法に基づき偽証罪で告発することを議決するよう、4党所属の衆議院予算委員の連名で津島雄二衆議院予算委員長に申し入れた。
この申し入れに対し、与党3党を代表して自民党の大島国会対策委員長が9日午前、野党4党に対し、衆議院予算委員会を10日午前中に開会し、告発についての採決に応じる旨回答。あわせて同日午後に衆議院本会議を開会し、平成10年度・11年度決算の採決など3案件を処理するよう申し入れた。
野党4党の国会対策委員長がこの回答について協議した結果、与党3党が野党4党の予算委員会開会要求を前向きに受けとめたとして、了解することとした。今後の対応については、10日午前にあらためて野党国会対策委員長間で協議する。
野党国会対策委員長会談後に記者会見した民主党の熊谷弘国会対策委員長は、10日の予算委員会での採決の見通しについて、「偽証があった場合の告発は、院の義務として定められているもの。特に、今回の逮捕につながった案件について偽証が行われたことが明らかになった以上、仮にもこれを葬り去ることがあれば、白昼堂々カラスをサギと言いくるめる行為だ。それぞれの議員の良心に基づいて、ことの意味を重く受け止めて判断していただくことを期待する」と述べた。
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