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2009/10/19
国民の皆さんが満足する政権運営が大事 鳩山総理、記者団に


 鳩山由紀夫総理大臣(代表)は19日夜、官邸で記者団の取材に応じた際、チームプレイの鳩山内閣に見えるが、リーダーシップをどのように考えるかを問われ、コンダクターとして一番良い音を出せるよう、各大臣が仕事をしやすい環境作りにつとめていると語った。

 指揮者が目立ちすぎた方がよいか、目立たない方がよいかには議論があるが、きれいなハーモニーが奏でられることが重要だという見解を示した。

 マニフェストを必ず守るべきかという世論調査の結果についての質問には、マニフェストが国民の皆さんとの契約であり、それを示して選挙で勝った以上は、その約束を果たすことは大変重いと指摘。

 そのうえで「一番大事なことは、国民の皆さんに満足いただけるような政権運営をすることだ」と述べ、「すべて(マニフェストを守るということへ)こだわっていくことも、逆に国民の皆さんに対して失礼な話だ。そこをそれなりに柔軟に考えていく部分も必要だと、そういう指針を与えてくださった」とこたえた。

 赤字国債の発行を抑えてほしいという世論があることについては、自分たちが苦労してでも将来に借金をつけ回ししないという思いはありがたく、その思いを大切にしたいと表明。「我々としても、赤字国債が国民の思いを越えてむやみやたらと発行されるような状態は、なんとしても避けなければならない」と述べた。
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