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2009/10/20
国民の声を活かした政治主導の政治へ転換していくと宣言 鳩山総理




 鳩山由紀夫総理大臣(代表)は20日夜、神奈川県の横浜駅前で開かれた街頭演説会に参加。駅前周辺は鳩山総理を一目見よう、演説を聞こうと、買い物客や帰宅途中の学生、会社員ら約2000人もの聴衆が集結、「国民の生活が第一。」の政治を実行する民主党へ期待する熱気で包まれた。

 鳩山総理は、先の衆議院選挙ではご支援に感謝の言葉を述べるとともに、「今の政治を何とかしてくれ」「政治を変えてほしい」と怒りにも似た声が政権交代を実現させたとして、「そう意味で今回の勝利者は民主党ではなく皆様方の勝利。だからこそこの国の政治を皆さまの手に取り戻さなければならない」と表明。

 本日、長妻昭厚生労働大臣が発表した06年時点での国民の貧困層の割合を示す指標である「相対的貧困率」が15・7%だったことについて、「何故こんな日本になったのか」と提起し、自民党政権では事実を公表しなかった結果、国民全体となって考え、改善することができなかったと指摘。「政府が隠していては問題が改善されない。ともに悩みながら貧困率が改善できるよう取り組んでいく民主党は、正しいこと、間違っていること、嬉しいこと、悲しいことなど、全てを国民の皆さんに示す新しい政府をつくっていく」と、情報公開を徹底する民主党政権の姿勢を強調した。

 また、選挙の洗礼を受けた政治家が国民の皆さんの声、気持ちを受け止めながら意思決定していくことが何より求められているとの見方を示し、これまでの官僚主導の政治から政治家主導の政治に転換していくと宣言。

 まずはムダ遣いを徹底的になくすとして、それにより生み出した財源で国民の皆さんの声を聞きながら、景気や雇用、子育て・教育、医療・介護といった政策に充てていくと主張。「発足から1カ月、新政権を辛抱強く支えてほしい」と訴えた。

 鳩山総理に先立ち演説を行った神奈川県連代表の笠浩史衆院議員は、「鳩山政権発足から1カ月、政治が動き出したと思わないか」と切り出し、鳩山総理を先頭に中央集権、官僚主導の政治から政治主導の政治へ、議員が責任をもってこれからの未来のための政策実現に向けて挑戦をしていると表明。「必ず政治のあり方を変えていく。一緒に日本を変えていこう」と呼びかけた。

 演説会ではこのほか、地元選出の国会議員が多数マイクを握り民主党への支持を求めた。
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