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2009/10/21
日米両国の信頼関係強化に努力 小沢幹事長が米大使と一致




 小沢一郎幹事長は21日夕、党本部でジョン・V・ルース駐日米大使の表敬訪問を受け、日米関係をより強固にするために、リーダー間、草の根の両面で交流を深め信頼関係を強化すべきだとの考えで一致した。

 会談では、鳩山政権の運営について小沢幹事長は「私が党務を預り、一般行政は専ら政府が行う。そのように役割分担を決めている。その点はご理解いただきたい」と説明、ルース大使も「その立場は尊重する」と応じた。

 そのうえで、小沢幹事長が毎年、米国シカゴの小学生を個人的に招待していることについて、大使は「大変喜ばしいことだ。お互いに、そのような教育を通じて日米関係を深めていくべきだ。オバマ大統領にとっても嬉しいことなので、その話を伝えたい」と評価、小沢幹事長が主宰しているジョン万次郎・ホイットフィールド草の根交流についても「力になれることがあれば、何でも言っていただきたい」と協力を約束した。

 それに対し、小沢幹事長は「私の日米交流プロジェクトでもおわかりいただけると思うが、私は日米関係を何よりも大事に思っており、米国人も大好きだ。厳しいことも言うが、その点は皆さんに信じてもらいたい」と述べた後、今後の日米関係の強化について「何の問題であれ、米国の方もはっきり言った方がいい。民主党政権も率直に、素直に言うようにしたい」との考えを示した。ルース大使は「政策と政治を分けつつ、必要なら一対一で話せる関係を築きたい。両国のリーダーが緊密な関係を築くことが大切だと思う」と信頼関係の強化に取り組む姿勢を強調した。
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