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2009/10/25
【参院補選】神奈川選挙区で党公認で新人の金子洋一候補圧勝、初当選果たす
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鳩山政権発足後初の国政選挙となった参議院神奈川選挙区の補欠選挙が25日投開票され、民主党公認で新人の金子洋一候補が圧勝し、初当選を果たした。
投票箱がしまった直後、20時01分には当選確実の報道が流れ、金子候補が満面の笑顔で開票センターに現れると、大きな拍手が沸いた。
県連代表の笠浩史衆議院議員の音頭で、参集した神奈川県選出の多くの国会議員はじめ支持者、事務所スタッフでバンザイを三唱。歓喜の声に包まれるなか、笠議員はマイクを握った。
「明日から国会がいよいよ始まる。鳩山政権にとっても本格的な論戦のスタートになる。先の総選挙、そして本日の参議院の補欠選挙、あわせていただいた私ども民主党に対する期待、そして政権が代わり、新しい政治を行っていくことへの期待にしっかりと応えていきたいと思っている」と笠議員は表明。「金子洋一さんのこの勝利を新たなスタートとして、また改めて、気を引き締めて県民の皆様方の負託にしっかりと応えていけるように頑張っていく」と語った。
続いて、共に選挙を戦ってきた家族といっしょに、くす球を割ったあとは金子候補自身が挨拶に立った。
金子候補は「神奈川県の有権者の皆さんに感謝申し上げる。皆様のお力をもって、この夏の歴史的な衆議院総選挙の勝利を未来につないで、この国の将来を新たに形づくる、そのお手伝いができたことを心から感謝申し上げる」と述べた。先の衆院選で民主党に寄せられた国民の皆様からのご支持の流れを止めることなく引き継ぎ、将来に向けた国づくりに尽力できることに謝意を示した。
これまで二度の落選を経験している金子候補は涙で声を詰まらせながら、今日の当選までの間、支えてもらった「大勢の皆さんに心から感謝したい」とし、「支えて下さった皆様方のお心を必ずや活かして、皆様のお役に立てる政治家に一日も早くなりたい」とも述べ、さらなる精進を誓った。
金子候補はまた、「1カ月あまりの鳩山内閣の、さまざまな政策を評価していただいた。その結果が今日のこの投票結果になったのではないかと思う」とも語り、官僚の経験を踏まえて、官僚主導型の政治を国民の願いに副う形での政治に改めるていくと訴えた。また、エコノミストとしてのキャリアを活かし景気対策に取り組んでいく意向を表明した。
なお、開票結果は以下の通り。
当選 かねこ洋一 1,010,175 民主党
つのだ宏子 792,634 自由民主党
岡田政彦 230,143 日本共産党
かとう文康 24,793 幸福実現党
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