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2009/10/26
両院議員総会を開催  「この国を変えるため国会で粉骨砕身の努力を」総理挨拶




 国会内で26日午前、臨時国会の開会に先立ち両院議員総会が開かれ、鳩山由紀夫総理大臣(代表)が挨拶に、小沢一郎幹事長が報告に立った。

 鳩山総理は、「皆様方のお陰で政権交代が果たされた。ここに集う、お一人お一人の議員の皆様方のお力で、今から日本の政治が大きく変わっていく」と述べた。

 また、小沢幹事長が党を率いて神奈川と静岡両県の参議院補欠選挙において金子洋一、土田博和両候補の当選を果たしたことにふれ、「皆様方の全員野球のお力によって勝利をお与えいただいたことに改めて感謝する」と語った。

 そのうえで、「日本を変えてくれという、国民の皆さんの気持ちに応えた活動が今回の勝利をつかんだと確信している」と述べた鳩山総理は、「でも、これからです」と呼びかけ、「この国を変えていくのは、今日から始まる臨時国会がスタートである」と表明。力を結集してほしいと出席議員に求めた。

 さらに、内閣について「試行錯誤のなかで、国民の皆さんに『何か自分たちのために頑張ってくれているようだね』と思っていただけるよう、全力をあげて取り組んでいきたいと思う」とも強調。「政府・内閣と党が一体となって、困ったときは国民の皆さんのことを常に思う、そんな新たな政治を作り出していきたい。皆様方の思いを国民の皆様方の思いと一つにして、後世の歴史から『政治は確かにこのときに動いたな』と思ってもらえるよう、粉骨砕身ご努力を心からお願いしたい」として、挨拶を締めくくった。

 続いて小沢幹事長が党役員人事等を報告するととともに、常任幹事会の人事に関してはブロック代表がまだ決定されていない地域があるとして、速やかな選出を求めた。

 また、神奈川と静岡両県の参議院補欠選挙勝利について改めて報告し、金子、土田両氏を紹介し、両氏は勝利を祝う満場の拍手で迎えられた。神戸市長選においても党が推薦した無所属で現職の矢田立郎氏が当選を果たしたとして、「今後とも民主党は地域の皆さんとますます連携、連帯を深めて、党政の基盤の確立に皆さんと努めていきたいと思う」と語った。

 続いて、10月22日付で新たに入党した4人の参議院議員として、秋田選挙区の鈴木陽悦、愛媛選挙区の友近聡朗、宮崎選挙区の外山斎、高知選挙区の広田一各参院議員を紹介し、拍手で迎えられた。小沢幹事長は「民主党が目指す『国民の生活が第一。』を実現するため、新しい同志とともに一生懸命頑張って行きたい」と述べ、協力を呼びかけた。さらに事務局人事も報告され、拍手で了承された。

 なお、司会は古賀一成両院議員総会長がつとめた。
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