2009/10/27
高嶋新参院幹事長が就任後初の会見を行う
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高嶋良充参院幹事長は27日午後、国会内で就任後初となる記者会見を行い、昨日26日に開会された臨時国会における参院の運営と、来年の参院選に向けた体制について記者団に語った。
はじめに高嶋参院幹事長は、臨時国会の開会と同時に、参院会派の役員体制も確立したことを報告。「全員が中心的役割を果たせる人事体制にしたつもり」として、輿石参院議員会長の考えのもとに、全員野球で参院の運営に当たっていく方針を明らかにした。
また、同日行われた常任役員会で、参院国会対策委員会は今まで通りの考え方を踏襲した体制になったことと、幹事長室が来年の参院選での参院側選挙実務を担うと決まったことを報告した。
政策審議会については従前どおり設置し、櫻井充政審会長のもとに、参院改革協議会にも関わる定数是正や選挙制度改革など参院の独自課題について検討していくこと、また、参院選に向けた参院独自の政策についてその必要性も含めて検討してもらうとの方針を述べた。
昨日の鳩山総理の所信表明演説についての受け止めを記者団に問われ、高嶋幹事長は「今までの自民党総理よりも国民目線で分かりやすい言葉で、非常にいい内容だった」と述べ、「とりわけ、民主党が総選挙でお約束してきた3つの改革理念、官僚主導から政治主導、中央集権から地域主権、『コンクリートから人へ』という部分を、筋を通しながらきちんと表明され、さらに『国民の生活が第一。』と友愛政治をうまく協調させて政策を訴えられた」と評価した。
また、来年の参院選の目標について、具体的に決めているわけではないと前置きしたうえで、「先日の参院補選の結果に有権者の気持ちが的確に表れている。本来であれば衆院圧勝の反動が表れて、昔の自民党のように3分の2を使って暴走するのではないかと危惧を抱くと思うが、今回は民主党に安定的な数を与えて、総選挙のマニフェストを実行してもらいたいという期待感が強かったのではないか」と指摘。同時に「『公約実行』を誠実に着実に取り組んでいけば、国民の皆さんは期待をして、来年の参院選でも民主党を支持していただけるのではないか。そういう意味では、内閣与党一体となって政策の実現を図ることが最大の使命である」と述べた。
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