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2000/03/28
「百の言葉より1つの行動で勇気示した」コソボ支援のボランティアに感謝状
 民主党コソボ難民・避難民支援対策本部で支援活動に従事した学生メンバー5人が、2月までに活動を終えこのほど帰国した。このうち3人は28日、民主党の代議士会に出席して活動報告をおこない、鳩山代表から表彰状を受け取った。

 対策本部の事務所はマケドニアの首都・スコピエに昨年5月から今年2月まで開設。コソボ紛争で難民となった人びとへの物資支給や毛糸の配布、伝統工芸のレース作品の買い上げ(レース糸配布)、情報交換の場の提供、政府開発援助(ODA)の仲介などに取り組んできた。

 あいさつに立ったチーフコーディネーターの山口正大さんは、「自分たちがやっていることの重要性を感じた。模索しながらやってきたが、無事10ヵ月間の活動を終えることができた」と党の協力に謝辞。根木佳織さんは「難民問題はまだ解決していない。時間がたつにつれ深刻化している」と今後の支援を訴え、原口うららさんは「遠い日本から来てくれたと感謝してくれた人を忘れられない」と語った。

 鳩山代表は3人に、「100の言葉より1つの実行で勇気を示したみなさんに学びたい」とねぎらいの言葉をかけた。出席した衆院議員らも惜しみない拍手を送った。
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