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2009/11/05
さらに真剣勝負が続く。お互いにこの国を思う立場から大いに議論したい 総理改めて意欲示す
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鳩山由紀夫総理大臣(代表)は5日夕、首相官邸で記者団の問いに答えた。
冒頭、米国メジャーリーグのヤンキースがワールドシリーズで優勝し、松井秀喜選手がMVPを獲得したことについて問われ、「すばらしいですよね」と語り、「久しぶりに日本にとって勇気をもらった、すばらしい快挙。最後の試合で6打点とは、早く家に戻ってテレビを見たい思いだ」と笑顔を見せた。
同時に、「野球など、スポーツの方がはるかに外交官としてもいい仕事をすることがある。こういうことが日本とアメリカの距離感を非常に近くするものだと思っている。『松井君本当におめでとう』と、また『日本人のためにありがとう』と、さらには『日本人とアメリカ人を近づけてくれてありがとう』と、そんな思いである」と語った。
続いて、3日間にわたった衆議院予算委員会の感想と自民党の質問に関する印象を問われ、「やはり野党になった自民党なので、いろんな角度から攻めてきた」と分析。自らについては「一つひとつの質問に対して少なくとも一生懸命、丁寧にお答えしようと努力はした。どのくらい国民の皆さんがそのことを見ていただいたかによるが、自分なりに一生懸命やらせてもらった」と振り返った。
そのうえで「これからさらに真剣勝負が続くと思っている。お互いにこの国を思う立場から大いに議論したい」と、更なる意欲を示した。
次に、保育所規準の緩和の議論が始まったのを受けて、子育てのハード面をどう強化するかとの質問にはまず、原口一博総務大臣が中心になって、地方分権推進委員会が第三次の勧告を出したものであり、近々、第四次勧告も出される予定であると説明。同時に「まさに大事なのはお子さん方の未来、環境、母と子や父と子の関係である」との見方を示し、その実現のなかで重要なもののひとつは子ども手当ての創設であるとした。
あわせて保育所の規準緩和が一部で始まったことについて、「国がしばっていたものを規制を緩和することでしばりを解き、それによって、住みやすい、地域の皆さんにとって暮らしやすい、そういう世の中に変えていくことができる」と指摘。予算をかけずに進められる有益な方法だとした。また、「私はいいメッセージだと思っている」と述べ、「国がしばっていた、自由度がきかなかった、地域の思いのままに進まない」状態にあったものを、「地域の思いが、地域の住民の皆さん方にいいように伝わって、物事が進んでいける世の中にしていきたい。それが地域主権だから、地域主権という発想で物事を見直して行きたい」とも述べた。
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