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2009/11/18
被害者家族との連携や対政府間交渉など被害者家族への支援に努めていく 官房長官


 平野博文官房長官は18日午前、首相官邸で記者会見を行い、韓国・釜山の室内射撃場における火災事故について、同日朝、現地警察当局から在韓日本国総領事館に対して連絡があったと報告。火災現場で発見された身元不明遺体のDNA検査の結果等により、安否不明であった7人の日本人旅行者であることが確認されたと明かした。

 この件に関して平野長官は、「政府を代表し、亡くなられた方々のご冥福と、負傷された方々の一刻も早い回復をお祈り申し上げる」と述べるとともに、韓国政府に対し、事件の真相究明と被害者に対する支援を申し入れたこともあわせて報告した。そして日本政府としても、現地の日本大使館を中心に、全面的に被害者家族との連携や対政府間の交渉などの被害者家族への支援に努めていく考えを明らかにした。

 次にイエメンで日本人技師が誘拐された事件について、誘拐された方の身柄が解放されたという報道が一時あったことなど、政府の現状への対応について質問を受けた平野長官は、解放されたという情報は、あくまでも報道における情報でしかないとしたうえで、現時点ではまだ解放されたという報告は入っておらず、引き続き、現地では一刻も早く、解放に向けて全力で努力することをお願いしているところだと現況を述べた。
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