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2009/11/24
与野党幹事長会談の結論を待つ 高嶋参院幹事長


 高嶋良充参院幹事長は24日午後、国会内で定例の記者会見を行い、今後の国会の動きについて記者団に語った。

 冒頭、高嶋参院幹事長は「今は国会正常化に向けて与野党で努力している状況だ」と語り、同日午前に衆院国対委員長会談が行われたことを報告した。その席で野党側からいくつか要望が出されたことを受けて、午後には与野党幹事長会談が行われる予定であると見通しを語り、その結果が出るまでは参議院の委員会も休止していると状況を報告した。

 また、党首会談や予算委員会での集中審議について、「どう対応するかは幹事長会談で結論が出るだろう」としたうえで、「会期内に政府の出した法案を成立させられなければ、延長してでも成立させるのが与党国対の責任だ」と述べ、与党の幹部として会期の延長には臨機応変に対応するとした。

 これまでの野党の国会対応について所感を求められた高嶋幹事長は、「与党の公約実行を阻止しようとすることは野党の戦術として間違ってはいないが、今回の場合は政策審議ではなく、手続き上での審議引き延ばしは国民のためにならない」と批判した。
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