ニュース
ニュース
2009/11/29
民主党パーティ――2009in滋賀 小沢幹事長、参院選での過半数議席獲得を表明


 滋賀県連主催の「民主党パーティ――2009in滋賀」が29日午前、大津市内で開かれ、冒頭、挨拶に立った小沢一郎幹事長は、会場を埋め尽くした約700人の参加者を前に同日の出席と、先の総選挙での支持に謝意を示した。

 「8月30日の総選挙によって、民主党中心の政権を実現することができた。まさに本格的な政権交代、国民の力による、国民のご協力による政権交代としては日本の憲政史上、非常に画期的なできごとだ」と指摘。政権がスタートして以来2カ月、民主党は「公約実行。」「実現」に力を尽くしていることを明かすとともに、「私どもに課せられた大きな大きな、そして重い使命と責任であると思う」とした。

 同時に「政権与党となればパフォーマンスではすまない。国民が許してくれない」とも続けた幹事長は、「本当に国民の生活を守る、その結果を出さなくてはならない」と強調した。

 そういう意味において、いま鳩山由紀夫総理大臣(代表)を中心にして一生懸命汗をかいているところであると紹介するとともに、マスコミなど、批判する人もいるが、「民主党は国民の皆さんのために一生懸命がんばらなければならない。それがわれわれの責任なのだ」と一途に取り組む姿勢は、長年の自民党政権よりも断然すぐれていると分析してみせた。公約実行を強く思い、努力する姿勢は尊いものであり、党内一致するものであるとも語った。

 また、新政権のなかで、川端達夫文部科学大臣をはじめ、田島一成環境副大臣、三日月大造国土交通大臣政務官など、滋賀の皆さんが選んだ国会議員がそれぞれ政府の要職について、一途なまじめな気持ちでそれぞれの分野で取り組んでいると表明。そうした姿勢になお一層の支援をお願いしたいとも要請した。

 そうした国政を担う政府の取り組みに対して、自らは党務を預かる立場にあると改めて説明した幹事長は、来年7月の参議院選挙に言及。「2年前の参議院選挙で野党で過半数を獲得したが、民主党だけではまだ過半数の議席を得ていない」と述べ、「来年の参議院選挙においては何としても民主党で過半数を獲得しなければならない。その目標に向かってがんばっていく」と訴えた。

 社民党、国民新党、新党日本との協力体制はゆるぎないものであると改めて説明したうえで、政権与党としては過半数の議席をきちんと獲得しておくことが、「国民の生活が第一。」とする政治の実現には不可欠であるとして、過半数の議席獲得へのご支援、ご協力を改めて求め、挨拶をしめくくった。
 

記事を印刷する