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2009/11/29
民主党パーティ――2009in滋賀 川端文科大臣、奥村総務委員長ら挨拶
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写真上から、挨拶に立つ奥村展三、田島一成、三日月大造、林久美子、川端達夫各議員
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滋賀県連主催の「民主党パーティ――2009in滋賀」が29日午前、大津市内で行われ、同県第4区選出で、総務委員長として政権党としての党務の中心を担う奥村展三衆議院議員の開会の辞でスタートした。
続いて、環境副大臣として多忙を極める同県第2区選出の田島一成衆議院議員は、非常に強いプレッシャーを受けながら、環境政策に取り組んでいると報告し、日本の政治のなかで環境政策に充てる予算は総予算のわずか0・4%に過ぎないことも説明。そうしたなか、鳩山由紀夫総理大臣(総理)が掲げた2020年までに1990年比25%減とする温室効果ガスの削減目標の実現に向け、「駆け足で、この脳みそをしっかりとフル回転して、与えられた職責を全うしていきたいと考えている」と力説。「政権交代し、私たちが想像していた以上に厳しい試練が待ち受けている。しかし、8月の総選挙で一度民主党に任せてみようという思いで投じていただいた、皆さんの期待に私たちは寸暇を惜しんで取り組んでいく」とも述べた。
「日本経済がこういうときなので私たちは元気に政権運営を行って行きたい」と力強く宣言した、国土交通大臣政務官で、同県滋賀県3区選出の三日月大造衆議院議員は、政権交代を果たすことができたのは「皆様のお陰だ」と述べるとともに「これからが本番」だと強調。国交大臣政務官として気象庁、海上保安庁、航空、鉄道、船舶、ダムと幅広い国土交通行政を担当していると自らの役割を紹介。「予算や税制を国民の皆さんにみていただきながら大胆に変えていく」と述べるとともに、人口減少、少子長寿化、地球温暖化、財政悪化が政府として乗り越えなければならない4つの課題だとも説明。そのひとつである地球温暖化の問題とも連動する形で、CO2削減に繋がるエコ住宅促進に向けた制度をスタートさせることも報告した。
同県選出の林久美子参議院議員は、04年に参院選に立候補したときからずっと、安心して子どもを生み育てられる社会、子どもをもっていても社会で活躍できる世の中、努力が報われる社会の実現を目指し、子ども、教育、男女共同参画などの問題に一貫して取り組んできたことを報告。民主党が先の総選挙で掲げた子ども手当て月額2万6000円という政策は、自らが民主党『次の内閣』ネクスト子ども・男女共同参画担当大臣のときに議論し、支給額を確定したものであることも明かした。また、雇用情勢が悪化するなか、働く場を失い、希望をなくして自ら命を絶つ人がいることにも言及した。衆議院同様、参議院でも民主党が過半数を獲得することで、「国民の生活を第一。」と考える政策の実現を確実にしていきたいと表明。参加者の皆さんに来年の参院選での民主党への支持を訴えた。
政務にまさしく奔走する同県第1区選出の川端達夫文部科学大臣は、「みなさんも何か政治がかわりつつあると感じていただいているはず」として、予算編成のあり方が根本から大転換したことを指摘。民主党政権下で始まった事業仕分けについて取り上げ、これまで国民にはまったく知らされないまま、自公政治家と官僚との間での秘密裏のやりとりを通して、いつの間にか決まっていた予算が、事業仕分けによって「ふさわしいか否か、適切かどうか」が国民の皆さんの前で白日の下で議論されるようになったことの意義は大きいと指摘した。スパコンをめぐって議論が沸騰するなど、税の使い方を国民こぞって注目し始めたこと事態、有意義だとした。何回でも国民のチェックを受けて、説明がつく形でいい予算を組んで、『国民の生活が第一。』とする政策を実現していく考えを川端大臣は改めて表明した。
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