2009/12/02
デフレ状況からの脱却に向けて政府と日銀双方で努力する認識で一致 鳩山総理
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鳩山由紀夫総理大臣(代表)は2日夜、同日夕開かれた日銀の白川総裁との会談を受け、政府と日銀の間で現下のデフレ状況からできるだけ早く脱却しなければいけないとの認識を共有できたと報告。その認識のもと、政府は経済対策を、日銀は金融緩和措置を行っていくとして、今後も経済状況を注視しながらデフレ状況からの脱却と、経済を建て直すために努力していくとの考えで一致したと明かした。必要に応じて適宜打ち合わせできる環境をつくると述べるとともに、「今回の日銀の迅速な対応を評価する」と強調した。
次に、オバマ米国大統領が発表したアフガニスタン新戦略に対する受け止めを問われた鳩山総理は、米国は米国のやり方でアフガニスタンの平和に向けた対策を決定し、日本は日本として新たな支援策を決定した」と述べ、お互いのやり方で協力しながら一日も早く政治的にも経済的にも安定していく状況をつくりたいとした。新戦略は、来年前半にアフガニスタン駐留米軍を3万人増派し、反政府武装勢力タリバンの掃討とアフガン治安部隊の能力拡充を進め、2011年7月の米軍撤退開始を目指すもの。
また鳩山総理は、同日午後、画家の平山郁夫氏がご逝去されたことについて、「人間的にも素晴らしい方だと理解している。ご冥福をお祈り申し上げる」と表明。そのうえで、「被爆を経験されていることもあり、一つひとつ自然に対する愛情を強く感じる素晴らしい絵を描かれた。そのことが日本国民の心を安らかにした」とその偉大な功績を称えるとともに、教育者としてもご活躍されてきたと評し、まだまだ色々な立場でのご活躍が期待されていたのに大変残念だと語った。
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