ネクストキャビネット(NC)の今井雇用・社会保障大臣は31日、介護保険制度のスタートにあたり、「同制度はこれまでの『お仕着せ福祉』から『自ら選び利用する権利を持つ福祉』への大転換。地方分権と住民参加の試金石として、みんなでより良い制度を作っていこう」との談話を発表した。
今井大臣はこのなかで、「現在の家族介護を広く社会全体で支え、要介護高齢者の人権が守られる、地域福祉社会がつくられることを期待したい」と表明。
今井大臣はまた、ケアプラン作成の遅れや要介護認定結果など、すでに指摘されている問題点を挙げ、国、都道府県、市町村に対し、「密接に連携・協力を進め、地域住民の立場で、すみやかに解決することが大切」と指摘。とくに、介護サービスの不足について、緊急にサービス量を増やす努力やヘルパーが働きやすい労働環境の整備など、条件整備の不可欠性を主張している。
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