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2010/01/18
予算を含む日本の経済財政をしっかりと前進させていくことが内閣の最優先課題 菅副総理


 菅直人副総理兼財務・経済財政担当大臣は18日午前、臨時閣議後、首相官邸で会見を行い、平成21年度第2次補正予算案を決定したことを報告するとともに記者団の質問に答えた。

 はじめに菅副総理は第2次補正予算が臨時閣議で決定したことを報告。「7.2兆円、事業規模で24兆円という第2次補正予算が鳩山内閣として初めての予算案であり、現在の経済状況の中で何としても急いで執行しなければならない予算である」と述べるとともに、「補正予算なので、成立すれば即日執行に移れるものもあるので、野党の皆さんも予算審議については協力いただきたい」と、早期成立に向けて意欲を表した。

 次に各世論調査で鳩山内閣の支持率が低下していることについての質問に、「政治とカネに関する問題が浮上しているが、内閣の最も重要な仕事である国民生活についてしっかりとした政策対応をとり、第2次補正ならびに本予算を成立させて執行していく、さらには次の課題に取り組んでいくことで支持率の低下を跳ね返すことができると思う」と語った。

 また菅副総理は、「今閣僚の一番大きな仕事は内閣としてこの国をどのような形で再生していくか、政治とカネの問題もあるが、まずは予算を含む日本の経済財政をしっかりと前進させていくことが内閣にとってやるべきことである」と述べ、内閣の最優先課題は経済財政の立て直しを行うため、予算の早期成立を実現することであると強調した。
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