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2010/02/09
田村参院議員の入党が決定 連立は今までどおり 高嶋参院幹事長が会見で




 高嶋良充参議院幹事長は9日午後、国会内で定例記者会見を行い、同日、無所属の田村耕太郎参議院議員の入党が決定したことを報告した。

 田村議員の入党によって、参議院の会派は過半数を得ることになるが、連立与党の中でやっていくことは今まで通りで全く変わらないと強調した。

 また、同日の参議院会派の常任役員会で、1日から5日まで訪米していた藤田幸久議員が米民主党議員や政府要職等と面会し、「アメリカとの相互理解を得る努力は非常に重要であり、そのためには民主党独自のネットワークをワシントンに築くべきだ」との報告を受けたと述べた。

 そのうえで昨日、小沢幹事長から時期は未定だがアメリカから訪米要請を受けているとの報告があり、参議院側としても全面的なサポートを敷く方向であると明かした。

 高嶋幹事長は訪米団の人数等具体的なことは何も話をしていないとしたうえで、個人的には「民主党がワシントンにネットワークを張っていくということになれば、若手の皆さんに行ってもらって、今後の外交の核になってもらえる状況を作った方がいいので、それ相応の人数になると思う」と語り、「参院選前に行くとすれば5月の連休しか機会がないため、普天間問題を解決するために行くわけではないが、重要な課題にはなるだろう」との認識を述べた。

 また、公共事業の予算配分を地方自治体に伝達したとされている問題について、高嶋幹事長は「党への要望への回答は県連を通じてフィードバックするルールになっており、公共事業の仮配分もそのルールに従っているので個所付けではなく、予算の概算要求に対する概算見積り。ずっと以前から予算決定される前に直轄事業の地方負担分の内示はしている。それが表に出たからといって、守秘義務違反にはならない」との認識を示した。
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