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2010/02/23
参院では野党の協力を得て粛々と予算審議を進めたい 高嶋参院幹事長


 高嶋良充参議院幹事長は23日午後、国会内で定例記者会見を行い、来週には現在衆議院で審議中の予算案が参院に送られてくるとして、「いずれにしても、野党の協力を得て、粛々と審議を進めたい」と述べた。

 また、党内に政策調査会復活の意見があることについて、「政権党の中に政調があると、政策決定が二元化され、スピード感もないという弊害が以前から指摘されていて、野党時代から党の政策は一元的に次の内閣で決定してきた。基本的に政調会長は官房長官であり、代理は官房副長官という認識」だと説明。「政調は廃止というより閣内へ移行し、部門会議は政府の機関としての政策会議となった」としたうえで、「政策一元化を見直すことは100%ないが、政府外議員が政策決定に関与する部分が希薄になっていることは指摘されているから、省政策会議を機能性が発揮できて、多くの議員が政策決定に関与できるよう改革したいというのが党側の考えだ」と述べた。

 長崎県知事選の結果について受け止めを問われた高嶋参院幹事長は、「政治とカネの影響が全くなかったことはない。国政選挙は自民党と互角だが、都市部以外の県ではまだまだ劣っていると認めざるを得ない」とした。
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