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2010/02/26
国会会期が決まっている以上、与党のペースで法案成立を図るのは当然 平田参院国対委員長


 平田健二参議院国会対策委員長は26日午後、国会内で定例記者会見を行い、今後の国会の動きについて語った。

 まず、衆議院で審議中の予算案について、いよいよ大詰めであると語り、来週には参議院に送られてくることから、同日、自民党の鈴木国対委員長と参議院の国会日程について協議し、基本的質疑を2日間行うことを提案したと明らかにした。

 また、参議院先議法案については、予算の基本質疑が終わるくらいまでに確定することで合意したとし、集中審議も衆議院で行ったように複数回を検討しており、国対委員長会談をさらに断続的に開いて協議していきたいと述べた。

 野党が衆議院審議を数の力で押し切っているのではないかなどと批判していることについては、「それは見解の相違だ」と述べ、「昨年の臨時国会では非常に丁寧にやった結果、参院へ法案が回ってきたころには法案審議の時間がほとんどなくなっていた。国会の会期は決まっているから、ある程度は与党のペースで法案の成立を図るのは当然のことだ」とした。

 さらに経団連が政党への企業献金に今年から関与しない方針を示したことについて評価を問われ、「経団連がご自身で決めたことだから、我々が論評する必要はないが、民主党は企業団体献金の禁止を議論しているわけだから、我々にしたら当然のことだ」と語った。
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