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2010/03/02
【今日の官邸】鳩山総理(代表)記者ぶらさがり、平野官房長官会見




■鳩山由紀夫総理(代表)記者ぶらさがり■
来年度予算案衆院通過受け「参院でもしっかり議論して成立させることが全て」

 鳩山由紀夫総理(代表)は2日夜、首相官邸で平成22年度予算の衆院通過、同日午後に行った小沢一郎幹事長との会談などについて記者団の質問に答えた。

 はじめに同日夕、衆院本会議で平成22年度予算が可決したことに関して、次に重点を置いて取り組んでいくことは何かとの質問に、「ようやく衆院を通過したということなので、まだこれから参院があり、半分が過ぎたということ」と答え、まずは予算を参院でもしっかり議論して成立させることが全てであるとの認識を語った。そのうえで鳩山総理は、「これからは予算関連法案もある。あげなければいけない法案が衆院にもたくさんあるので、しっかりと議論して上げていくことが大事である」と気を引き締めた。

 次に同日午後、小沢幹事長との会談については、「まず今後、幹事長とは頻繁に会いましょうと申し合わせた」と述べ、連携強化をアピールした。そして、「公明党と党首討論で約束した与野党の政治資金の協議会をできるだけ早く設置するために党として努力を願いたいと申し上げた」と明かし、与野党の幹事長レベルで設置に向けた協議が行われるとの見通しを示した。また、政策会議について、今まで以上に効果的に運営していくことを確認したことを明らかにした。

 さらに次期参院選に向けてのマニフェスト(政権公約)策定について、昨年の衆院選のマニフェストを検証しながら新たなマニフェストを作成するための委員会設置を提案し、議論をスタートさせることになったことを語った。


■平野博文官房長官会見■
「事業仕分け第二弾に向けた各閣僚への協力体制を要請したことを報告」

 平野博文官房長官は2日午前、首相官邸での会見で、同日朝行われた閣僚懇談会において、枝野幸男・行政刷新担当大臣が4月にも実施が予定されている事業仕分けに向け、その準備への各閣僚に対する協力要請を行ったことを報告した。

 同日午後の会見で平野博文官房長官は、明日3日18時〜19時の予定で鳩山由紀夫総理(代表)を議長とする地域主権戦略会議の第2回会合を開催すると発表。会合ではまず、近く閣議決定し、国会提出を予定している地域主権の改革関連法案を議題として会議を開催することになると明かし、今後のスケジュール、進め方についても議題になるとした。地域主権改革の推進を図るための関係法律、並びに国と地方の協議の場に関する法案の2法案に関して話し合われると語った。

 平野長官はまた、同日官邸で行われた鳩山総理と小沢一郎幹事長との会談に同席したことを明らかにしたうえで、会談内容について「とりわけ、企業団体献金禁止の問題を含めて根幹から考えなければいけないということで、幹事長に早々にご議論をいただきたいと総理から党代表としての幹事長に対する指示だった」と説明。与野党協議の場の設置も含めての要請であったと平野官房長官は明らかにした。
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