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2010/03/03
予算案は自然成立の期限前に成立を図りたい 平田参院国対委員長




 平田健二参議院国会対策委員長は3日午後、国会内で定例記者会見を行い、平成22年度予算をめぐる国会の動きについて語った。

 まず平田参院国対委員長は、同日の予算委員会で3閣僚が遅刻をした件について、「いろんな理由はあるにせよ、言語道断だ」として、政府に対し強く抗議したことを明らかにした。そのうえで、「与野党の立場を越えて、参院軽視につながらないようにしていかねばならない」と述べた。

 この件については、内閣府、総務省、国土交通省の事務方から平田参院国対委員長へ事情説明があり、事務方の連絡ミスで、政府から各省庁へ伝えられた開始時刻を大臣官房が大臣に誤って伝えていたことが明らかになった。

 また、同日、参議院で審議入りした平成22年度予算については、「(30日ルールの)自然成立の期限までには成立を図りたい」との意気込みを述べた。

 さらに、企業団体献金の禁止を含めた与野党協議機関の設置について、「企業団体献金の禁止は賛成だが、労働組合の政治活動は違法ではないから、労働組合が政治活動をするために組合員から費用を集めることまで否定する必要はない」との見解を述べた。
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