ニュース
ニュース
2000/09/04
「残念。国民の皆さんに申し訳ない」山本譲司衆院議員逮捕受け、羽田幹事長が会見
民主党の山本譲司衆議院議員が4日午後、政策秘書の給与を国からだまし取ったとして、東京地検特捜部に詐欺容疑で逮捕された。
 これに先だって山本議員は4日昼、「クリーンを旨とする民主党の立場に大きく背いた結果になった」として、江田五月参院議員を通じて、離党届を党に提出し、受理された。
 逮捕の知らせを受けて、羽田孜幹事長は党本部で記者会見し、「こういう結果になってしまい、本当に残念だ。国民の皆さんにも大変申し訳ない」と陳謝した。
 羽田幹事長は、「(一部マスコミで疑惑が報道された)5月の時点で事情聴取し、本人も記者会見をした。私たちもそれで大丈夫だろうと(衆院選で)公認をしたが、その結果がこういうことになってしまった」と反省の弁を述べるとともに、「さまざまな情報が入ってきているが、本当のところはどうなのか見極めていかなければならない」と前置きしながら、「選挙前に私たちが聴いていたことと(報道されている内容が)だいぶ違うと言う思いがある」として、明日5日の常任幹事会で報告し、倫理委員会に対して調査、答申を求める考えを示した。倫理委員会は7日に開催される予定。
 その際、羽田幹事長は「厳しく受け止めていると言うことを土台にしながら、調査、答申を出してほしい」と述べて、さらに厳しい処分もあり得るとの考えを示した。
 また、羽田幹事長は、国会議員本人、各都道府県連、総支部にあらためて通達を出すとともに、議員などを対象とした研修を行って、党として再発防止を徹底させる考えを示した。
記事を印刷する