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2010/03/10
与野党国会対策委員長会談 「政治とカネ」与野党協議機関の設置に自民後向き


 山岡賢次国会対策委員長は10日夕、国会内で行なわれた与野党国会対策委員長会談に臨み、「政治とカネ」に関する与野党協議機関の設置について協議した。

 会談後に山岡委員長は、「(会談が)始まる前の公明党の漆原国対委員長からのお呼びかけの際には政治とカネの問題は国会等々でいろいろと論議になっているが、それはそれとして今後の対策についての協議機関を設けたいので参集してほしい」との求めがあったと説明。それを受けて「結構ですと来させていただいた」と、会談開催の経緯を語った。

 そのうえで山岡委員長は「冒頭の漆原委員長の説明もそういうことでスタートしたので、協議機関の設置を『結構です』と申し上げたが、自民党さんと共産党さんは証人喚問をやることが前提だと言うので、つまりそれは協議機関を設置しない、やらないという意味かと問うたところ『そうだ』ということなので、『今日は議整わずということか』とことで、公明党の委員長にもう少し汗をかいていただくことを提案し、今日は終わった」と、協議は物別れとなったことを明らかにした。

 山岡委員長はまた、「漆原委員長がお考えになっている方針通り、自民党さんや共産党さんが同意していただければ(議論を)始められるが、その前提条件をクリアしなければということになれば話の筋道が違ってくる。協議機関の話ではなく、前提機関の話は別なことなので、その辺をもう少し消化してほしいと申し上げた」とも経過を説明した。

 さらに、「公明党さん(の顔)を立ててお集まりにはなったが、基本的に企業・団体献金の禁止が話題になることは決まっているわけだから、あまりそこに入りたくないというのが本音のところかなと推測している」と、後向きな姿勢を示す自民党の本音も分析した。
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