ニュース
ニュース
2010/03/11
【今日の官邸】鳩山総理(代表)記者ぶら下がり、平野官房長官会見




■鳩山由紀夫総理(代表)記者ぶら下がり■
「国民の皆さんがしあわせを感じていただける日本にしたい」

 鳩山由紀夫総理大臣(代表)は11日夜、政府が国民の「幸福度」を表す新たな指標の検討にあたって近く「幸福度調査」を実施することに関連し、記者団から「総理にとっての幸福とは」と問われ、「国民の皆さんがしあわせを感じていただける瞬間が自分にとってのしあわせ。そういう社会をつくっていきたいと思っている」とコメントした。

 また、現在は国民の皆さんが政治に対して大きく変わったと必ずしも実感していただいていないとの認識を示し、「できるだけ多くの皆さんがもっとしあわせを感じていただけるような日本にしていきたい」と改めて決意を述べた。
 

■平野博文官房長官会見■
名目、実質GDP、設備投資「プラス成長に移行しているが依然厳しく注視する」

 平野博文官房長官は11日午前、官邸で会見を行い、実質GDP(国内総生産)改定値の下降修正、大西洋・地中海産クロマグロの国際取引禁止に向けた国際的な動きや昨日10日に行われた普天間移設に関する仲井真・沖縄県知事との会談などについて記者団の質問に答えた。

 はじめに同日、内閣府が昨年10月〜12月度の実質GDP(国内総生産)改定値を年率3.8%増と発表し、速報値の4.6%から下方修正したことについての見解を求められ、「プラス成長に数字は移行しているが、依然厳しい状況であるのでこれからも注視しなければならない」と現状認識を示した。

 また政府が3月の月例報告で景気判断を上方修正するとの報道がなされ、時期尚早ではないかとの指摘については、修正するかどうかということも含めて15日以降に関係閣僚で検討する方向であることを明らかにした。

 次にEU(欧州連合)が昨日大西洋・地中海産のクロマグロの国際取引禁止案を支持する方針を承認し、13日からカタールで開かれるワシントン条約締結国会議でEU加盟国が国際取引の禁止を求める姿勢を見せていることに対しては、「日本の主張はワシントン条約に照らし合わせると絶滅する危険のある野生動植物を守ることだが、クロマグロがそのような状況にあるのかどうかと思う」と所感を述べるとともに、「我が国としては、資源を管理していく形で今までと同じ考え方、主張を行っていく」と語った。

 さらに昨日、仲井真・沖縄県知事と普天間飛行場移設問題に関して首相官邸で会談を行ったことには、「初めて官邸で知事とお会いすることができ、現在いろんな角度で政府案を検討しており、どういった案が一番いいのか更に検討している状況であることや政府の方針案は概ね3月末につくることなどを伝えた」と説明した。
記事を印刷する