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2010/03/12
【今日の官邸】鳩山総理(代表)記者ぶら下がり、平野官房長官会見
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■鳩山由紀夫総理(代表)記者ぶら下がり■
鳩山由紀夫総理大臣は、12日夕、官邸で記者団に「シー・シェパード」(反捕鯨団体)のメンバーが逮捕されたことについて問われ、「危険な行為をしている。船に侵入しており、逮捕されるのは当然」との旨述べ、しかし「このようなことでオーストラリアやニュージーランドとの関係が悪化するものではない」との考えを示した。
また続いて、一部報道でルース米大使に対し 「しかるべき時期に、(普天間問題について)日米合意に戻したい。任せてほしい」と首相が述べたとされる件について記者団に問われ、「発言した事実はない」と答えた。
■平野博文官房長官会見■
「事業仕分け第2弾」と「行政事業レビュー」実施を報告
平野博文官房長官は12日午前、官邸で記者会見を行い、同日朝に行われた閣僚懇談会の中で明日13日(日本時間)から10日間の日程でバンクーバーで開催されるパラリンピックについてふれ、「日本から42名(男子34名、女子8名)の選手が出場する。自らの障害に向き合いながら、無限の可能性に挑戦する選手の姿は、国民に大きな勇気と感動を与えると考えているので、オリンピックと同様に大きな応援をしていただきたい」と述べ、選手の活躍に期待を表明したと明かした。
また平野長官は、鳩山由紀夫総理(代表)ならびに枝野幸男行政刷新担当大臣から昨日11日夕に開催された行政刷新会議を受けて、官僚の天下りや税金のムダ遣いにメスを入れるため公益法人や独立行政法人を対象とする事業仕分け第2弾と、自民党政権時に編成・執行した平成21年度予算の使い道について各府省が税金のムダ遣いがあったかを点検する「行政事業レビュー」を実施する旨の発言があったことを報告した。
次に鳩山総理の遊説日程について平野長官は、明日13日に奈良県を訪問し、地域に根差した企業や公共事業の現場、児童養護施設、復元ざれた平城宮跡などの視察を通じて地域の方々の声に直接耳を傾けていくことを明らかにした。
最後にJR不採用問題に対する政府の対応について平野長官は、「20数年の課題として掲げていることでもあるので、人道的な関係においても政府としては出来る限り早く対応すべき」との考えを表し、現在与党間で行われている協議の推移を見守りながら対応をしていく方針を示唆した。
同日午後の会見で平野官房長官は、鳩山内閣の支持率が下落傾向にあることについて問われ、「参議院で予算を審議していただいているし、私としては早く予算が執行できれば、国民の皆さんがそれを実感していただける状態になる。そのことによって(鳩山内閣の政治を)ご理解いただける場面になっていく」との見方を示した。同時に「ただ、数字は数字として注視しながら、真摯に受け止めていかなければならない」と語った。
重ねて「景気が厳しい状況のなかで、景気対策、雇用といった鳩山政権が訴えている人への投資、『いのちを守る』ことへの実感がまだ予算執行前で現れてきていないところと、一面、政治とカネの問題に対してご批判をいただいているところは事実」との認識も示した。
また、法人税率の引き下げに鳩山由紀夫総理(代表)が予算委員会などで言及した点に関しては「もともと民主党におけるマニフェストで、とりわけ日本の経済を支えているのは中小企業が多いという観点から中小企業に対する法人税率の引き下げるというのが一つの考え方である」と改めて説明。「そのことを受けて総理としては、何としてもそういう考え方を政策のなかに、税制のなかに盛り込めないのかという意図でおっしゃったのではないか」と指摘した。
さらにB型肝炎訴訟の和解勧告への受け止めを問われ、「経過云々、等々あるので、政府としては引き取って検討していくことになる」とし、関係閣僚含めて担当大臣を明確に決めて対処していくと強調した。
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