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2010/03/16
支持率を上げるために政治をしているわけではない 高嶋参院幹事長


 高嶋良充参議院幹事長は16日午後、国会内で定例記者会見を行い、国会の動きについて記者団に語った。
 
 高嶋参院幹事長は、同日の衆議院本会議で子ども手当法案と高校無償化法案が可決される見通しであることから、参議院では明日17日と19日の本会議でそれぞれ質疑を行う予定であると報告した。

 予算案については、23日までに集中審議や委嘱審査を行うことが国対間で決定していると述べ、予算の成立はそれ以降になるとした。

 また、鳩山政権発足から半年を迎え、内閣と民主党の支持率が下がっていることについて問われ、「政治とカネの問題で、国民の政治に対する不信が民主党の支持率に影響したことは事実」との見解を述べうえで、「政権を運営するということは、国民から厳しい目で見られることだ。予算を一日でも早く成立させ、国民との約束を実現させて、その実感を国民の皆さんに明確にしていく中で、国民の信頼を上げる努力をしていかねばならない」とした。

 さらに、「我々は支持率を上げるために政治をやっているわけではない。支持率低下といっても、3年前の選挙の時より非常に高い。選挙のことだけをいえば、今の支持率で十分戦える」との認識を語った。

 参院選マニフェストの段取りについて問われた高嶋参院幹事長は、近々に第1回のマニフェスト企画委員会を開く意向であるとし、具体的な政策議論は予算が成立してからになると述べた。
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