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2010/03/30
【今日の官邸】鳩山総理(代表)記者ぶら下がり、平野官房長官会見




■鳩山総理(代表)記者ぶら下がり■
 鳩山由紀夫総理は、30日夕官邸で記者団に、明日の党首討論について「国民のみなさんが希望を持てる未来を開くディスカッションをしたい」との意気込みを語った。


■平野博文官房長官会見■
北朝鮮への経済制裁を延長する方針を示す

 平野博文官房長官は30日午前官邸で会見を行い、同日の閣議で相撲の大関・魁皇に対して内閣総理大臣顕彰を授与することを発表。平野長官は、「大関・魁皇氏は幕内在位100場所を達成する等の偉業を成し遂げ、幕内の通算勝ち星が最多であることなどスポーツ界の振興に貢献された」と授与の理由を述べた。

 次に郵政改革法案に対する閣内調整について質問を受けた平野長官は、「担当大臣(亀井郵政改革担当大臣)が発言した談話に基づいて議論が進められる」と同日夕に行われる閣僚懇談会で亀井、原口両大臣が発表した案を基本に調整を行う方向性を示唆した。

 続いて普天間飛行場移設問題で3月中までに政府案を固められないことが鳩山内閣のぶれを印象させるとの指摘に対しては、「全くぶれていない」と主張。さらに平野長官は、「総理が発言してきたことは5月末までに結論を出すと言ってきた。その結論を導くうえで調整が2カ月は必要と思っている中で、一つの区切りとしては3月末には政府の基本的な考えを総理が導きたいという事で今日まで来ている」と本質論を説き、3月末に政府案がまとまるか否かによって鳩山内閣の姿勢がぶれているということには全く当らないと明言した。

 最後に北朝鮮への経済制裁が4月13日で期限が切れることによって、延長について期間などの質問には、「基本的には延長しないという理由はないと思っている」と述べ、経済制裁の措置を延長する方針を明らかにした。

 同日午後の会見で平野官房長官は、沖縄在留のアメリカ海兵隊に関しての質問に、「北朝鮮の核、ミサイルなどを考えれば地政学上、必要ないとは言えない」と答えた。また、官房長官は、普天間基地の危険性の除去と沖縄の負担軽減が必要だが、安全保障の議論を度外しての議論は成り立たないとの認識を示した。

 また、郵政改革法案に関する問いに、「亀井担当大臣が発表した案をベースにこれから仕上げていく」と答え、今後閣僚間での議論が行われるとの認識を示した。
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