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2010/03/30
参院選長野県選挙区2人目の公認予定者・高島陽子氏と揃って会見 小沢幹事長
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小沢一郎幹事長は30日午後、長野市内で会見し、次期参院選長野県選挙区の党公認候補予定者として、現職の北澤俊美防衛大臣に加え、高島陽子氏を2人目の公認候補予定者に決定したと発表した。なお、会見には長野県連幹事長の倉田竜彦県会議員も同席した。
小沢幹事長ははじめに、党本部として、来るべき参議院選挙に向けては過半数獲得を目標として戦う、そのためには定数が複数の選挙区には複数候補者を擁立し戦っていく方針を決定したと改めて説明。各都道府県連に対してその旨を指示し、長野県では県連と党本部それぞれで作業を進めてきた結果、このたび、県議会議員の高島陽子氏の擁立を決定したとして、「2人目の候補者として素晴らしい人材を得たことを喜ばしく、心強く感じている」と述べた。
小沢幹事長は「選挙戦は生易しいものではない」と続け、「決断した以上、7月の選挙と設定された場合の残り4カ月を全力で戦い、県民、市民の皆さんの理解をいただいて勝利してほしい」と激励。「まずは北澤防衛大臣の当選を確実なものにすると同時に、高島氏の勝利に向けて新しい票を掘り起こしながら、新しい有権者の支持を得ながら、2議席目の参議院議員として当選してもらうことを心から願う」と語った。
また、今後のスケジュールについて、今週末4月2日の午後に常任幹事会を開き、第2次公認候補予定者を決定する予定だとも明かした。
小沢幹事長は「長野県はもちろん、今まで2人区で2人擁立することは少なかったと思う。そういった意味において、本部としてあらゆる面で選挙の支援態勢をつくりあげていきたい」と表明。「県連には苦労をかけると思うが、政権与党として1人区だけでなく2人区においても、皆で力を合わせて過半数獲得という目標に向かって努力していただきたい」と奮闘を求めた。
次に高島氏が、「党籍のある議員の一人として、生まれ育った信州、長野県のため、未来の日本のために役立ちたいと決心した。100日間を全力で頑張っていく」と決意表明。決断に至った決め手については、「元々子どもや女性政策、党の方向性に共感して民主党に入って活動してきた。民主党への期待が非常に大きいことを肌で感じる一方、政権交代後の厳しい現実も国民の一人として感じている。(民主党政権は)まだ芽が出始めたばかりでこれから育てていかなければならない、そこに参画していきたい」とコメント、長野県は女性の国会議員が不在なこともあり、多様な世代が参加するチャンスと捉えたとした。
続いて記者団からの質問に答え、小沢幹事長は「あらゆる支援態勢」について、「2議席目指すことは容易な選挙ではない。県連、高島、北澤両氏に対し党としてあらゆる応援態勢をとる」と強調。高島氏をはじめ2人目の候補者に対しては、「今までの2人区で獲った票を2で割ったのでは勝てない。今までの票、支持基盤を広げて、今まで以上の支持者の獲得を目指さなければ二人擁立する意味がない。高島氏には今まで以上の広い人たちに支援を得るようなかたちで選挙戦を展開することになるだろう」と述べた。「支援母体の住み分けは」との問いには、「選挙は人の心であり、誰かが命じたからと言ってできるわけがない」と一蹴した。
政党支持率が下がるなかでの2人擁立に関して小沢幹事長は、「選挙時に比べれば下がるのは普通の傾向。支持率は相対的なものであり、自民党の支持率をまだまだ凌駕している。新聞、テレビとインターネットの調査では全く逆の結果が出ている。力を合わせて頑張れば過半数獲得できると確信している」と力を込めた。
■高島陽子(たかしま ようこ)
1968年5月23日 長野市北尾張部生まれ
1987年 長野県立長野高等学校卒業
1991年 奈良女子大学卒業
奈良女子大学付属中学校および大和高田市立高田商業高等学校にて
保健体育の非常勤講師を勤める
1993年 信濃毎日新聞社入社
1997年 同退社 その後南信州新聞社、市民タイムス記者
2007年4月 長野県議会議員に初当選
県議会会派「改革・緑新」所属
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