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2010/05/18
明治維新を成し遂げた皆さんの気持ちを糧にしたい 松陰神社など視察後に小沢幹事長




 小沢一郎幹事長は18日午後、山口県萩市を訪れ、松陰神社、松下村塾跡、高杉晋作生家跡などを視察した。

 吉田松陰の生涯および松蔭が開いた「松下村塾」などについて説明を受けた小沢幹事長は、維新を成し遂げた松陰はじめその門下生たちの偉業を改めて実感。幕末、維新の志士を輩出したその地に宿る志を全霊に浴びた。

 小沢幹事長は境内を回った後に記者団から所感を問われ、「初めて訪ね、実際に松蔭先生がここから日本の近代化に目指し、リーダーが生まれたことは本当に驚きであり、あの小さな小屋の中で多くの人材を輩出したことは、そのときの時代の大きな流れと要請だったとは思うが、大変感動した」とコメント。「今、日本は大きな変化の流れの中にあるので、松蔭先生たちの、明治維新を成し遂げた当時の皆さんの気持ちを少しでも自分自身の糧にしたい。そういう気持ちを新たにした」と述べた。

 また、この長州の地の小さな小屋をひとつの起点として大変革を成し遂げ日本の近代化を作り上げたと160年前の幕末の時代の功績を称えたうえで、現在はある意味匹敵する大きな変革の時代との認識を明示。「何としても日本がこれを乗り越えていかなくてはならないので、大きな感動を覚えた」と語った。

 小沢幹事長はその後、高杉晋作生家跡を訪問。当時の面影が残る敷地内には、晋作ゆかりの品や東行と号した句碑、産湯の井戸などがあり、感動の面持ちで説明にも熱心に聞き入った小沢幹事長は、ひととき幕末の時代に心を馳せた。

 なお、視察には地元の斉藤眞治萩市議会議員も同行した。
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