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2010/05/19
連合鳥取と意見交換会開く 小沢幹事長 次期参院選予定候補さかの真理さんも同席


 小沢一郎幹事長は19日夕、鳥取市内で連合鳥取との意見交換会を開いた。会合には、小沢幹事長とともに古賀伸明会長も出席した。

 冒頭、連合鳥取を代表して五十嵐美知義連合鳥取会長より「7月の参院選挙について、地方で現場での意見を少しでも幹事長に聞いていただきたい」としたうえで、「我々の悲願の政権交代がおき、事業仕分け、脱官僚、政務三役などなどによって(世の中が)少しずつ変わっていると思っている。連合鳥取では、我々の政策を実現するために政治活動をしているが、そのことが確実に政権与党、そしてトップに対して、きちんと協議ができる体制になった。今後も引き続き、民主党の応援団として支えていきたい」との挨拶があった。

 続いて、古賀連合会長が「連合をつくる時の大きな目的の一つであった、政権交代が昨年の8月実現できた。07年の参院選挙では与野党逆転をし、09年では政権交代。今年の参議院選挙は、いわば政権交代を完成させる大きな意義と位置づけがある」と指摘。そのうえで、「磐石な政権をつくるためには、国民のための新しい政治を作っていく試練があり、その試練は民主党の試練というよりも、国民全体の試練であり、その構成員の一つである連合の試練である」と民主党へのより一層の支援を出席者に求めた。

 小沢幹事長は、参加者への感謝の意を示し、「政権を預かってから8カ月間経ったが、当初の期待が大きかっただけに、もどかしい思いをされている方々が沢山いるが、一つ一つ、検証をしてみれば、今までの自公政権では絶対できなかったいくつかのことが実行されていることに気づくと思う」と政権交代の成果が確実に出てきていることを説明した。

 そのうえで、「民主党の理念と理想を実現していくためには、その中央集権的な行政の仕組みそのものを変えないといけない。しかし、そのためには大変なエネルギーを要する。政治家自身が高い見識を持ち、リーダーシップを持つことも必要だが、同時に国民のみなさんからの相当な支援がないと、この壁を突破していけない。国民のみなさん支援というのは、結局、選挙において安定した数の議員を国会に送っていただくことだ」と国民のみなさんへの幅広い支援を訴えていく決意を示した。

 また、さかの真理・参院選予定候補者も「今、この鳥取でも保守の壁が、ますます厚く、高くなっているような状況であり、大変に厳しい。だからこそ、いま本当に国民に対して何が必要なのか、そのための戦いだと思っている」と挨拶に立ち、改めて強い決意を示した。
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