■鳩山由紀夫総理(代表)記者ぶら下がり■
普天間基地移設問題「5月中に私の考えを国民に申し上げる」
鳩山由紀夫総理(代表)は、20日夜官邸で記者の質問に答え、普天間基地移設問題で「最終的な努力を行っている。私の考えを国民に申し上げる。5月中に申し上げるべきだと思っている」として、5月中には、何らかの形で総理としての考えを明らかにするとした。
また、韓国哨戒艦沈没事件に関して、「私どもとして、韓国を支持する」として、沈没が北朝鮮による魚雷攻撃によるものであることを認めるとともに、北東アジアの情勢が緊迫したものとなっているとの認識も示し、「内閣としてはこうした状況に覚悟を持って臨むことを確認した」と午後の関係閣僚会議で認識を共有したことも明らかにした。また、「一方でこうした状況だから冷静に対処すべき」との認識も示した。
■平野博文官房長官会見■
「普天間基地移設日米で何らかの合意発表目指す」
平野博文官房長官は、20日午前の記者会見で、同日12時20分から50分まで、韓国哨戒艦沈没事件に北朝鮮が関与したものとの合同調査会の最終報告を受けて、関係閣僚会議を開くと発表した。また、昨夜韓国の李明博大統領と鳩山由紀夫総理が電話会談したことも明らかにした。
また、最終報告について、「専門家も入っての報告だから事実だろうと思う」との感想を述べた。
日本の対応ついては、関係閣僚会議の後、記者会見で発表するとした。
記者の質問に答え、日米との間で、普天間基地移設について月末までに合意し、何らかの形で発表するとした。
また、鹿児島県徳之島の住民との自身の対話の中で、要望は全部のむと語ったとされる報道についての質問に、「(要望書を)受け取ったときに、『承りました』とは述べたが、のむとは言っていない」と否定した。
平野官房長官は同日午後1時過ぎ、臨時に記者会見し、同日12時半から開かれた関係閣僚会議で確認された「総理大臣コメント」(韓国哨戒艦沈没事案に関する韓国側の調査報告発表について)を発表した。
閣僚会議では、北澤俊美防衛大臣、岡田克也外務大臣が韓国が発表した報告について、両省から報告し、所感を述べたうえで、鳩山由紀夫総理から、国民の安全・安心の強化に万全を期すよう指示があった。
官房長官は、今後も情報収集に努めるとともに、あらゆる事態を想定すること、韓国、アメリカと連携を密にすることを明らかにした。
総理大臣コメントは下記ダウンロード参照。
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