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2002/05/15
鳩山代表、外相辞任、中国大使更迭を求める
 民主党の鳩山由紀夫代表は15日の定例会見で、外務省の連続する不祥事に関連して「官僚の言いなりの大臣では外務省を導くことはできない」と外相に辞任を求めた。

 会見の冒頭、鳩山代表は、同日に沖縄県が本土復帰30周年を迎えたことについて「記念すべき日である」と言及。沖縄県に米軍基地が集中し、県民に過重な負担を強いている問題については、「基地の整理縮小は国民的課題である」とし、その解決に向けて強い意欲を示した。

 また、鈴木宗男議員問題、瀋陽総領事館内連行事件等、不祥事が多発する外務省について、「自分たちに都合の良い部分のみを知らせ、悪い部分はすべて隠蔽する。その体質が今日の外務省をつくった」と強く批判した。

 さらに川口外相について、「官僚の言いなりの大臣では外務省を導くことはできない」と辞任を要求。阿南駐中国大使についても、北朝鮮からの亡命者に対する非人道的な対応を指摘し、更迭を求めた。
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