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2010/05/28
【今日の官邸】平野官房長官会見


■平野博文官房長官会見■
「日米同盟を一層深化・発展と沖縄の負担軽減への努力を確認」日米首脳協議内容示す

 平野博文官房長官は28日午前、官邸で会見し、同日午前8時すぎから約20分間、鳩山由紀夫総理(代表)とオバマ米国大統領との電話会談が行われたことを明らかにした。

 平野長官の発表によると、日米関係のほか、韓国の哨戒艦沈没事案、イランの核問題に関する意見交換が行われた。

 日米関係に関しては、鳩山総理から2プラス2の共同発表の合意について、日米同盟を一層深化・発展させていきたいと述べたうえで、そのためにも普天間飛行場の移設問題について地元の理解を得つつ、施設の建設や沖縄の負担軽減に向け、日米間で協力していきたい旨を述べた。オバマ大統領からは鳩山総理の努力への感謝と発言への賛意が示され、日米双方でさらに努力していこうとの発言があった。

 韓国の哨戒艦沈没事案については、両首脳は北朝鮮の行為は許しがたいものとして強く非難するとともに、今後の国連安保理での対応を含め、韓国とともに協力すること、日米間での協力を強化することで一致した。

 イランの核問題に関しては、鳩山総理から憂いている旨を述べ、国連安保理での対応を含め、日米間が密接に連携していていくことを確認した。

 平野官房長官はまた、閣議において官房長官自ら対北朝鮮措置の追加を示したことを報告した。(1)北朝鮮を仕向地とする支払手段等の携帯輸出について届け出を要する金額(下限額)を、現行の30万円超から10万円超に引き下げる、(2)北朝鮮に住所等を有する自然人等に対する支払について報告を要する金額(下限額)を、現行の1千万円超から3百万円超に引き下げる、また、総理からの指示として、これまでに実施してきている「北朝鮮からのすべての品目の輸入禁止」及び「北朝鮮に向けたすべての品目の輸出禁止」の措置の執行に当たり、第三国を経由した迂回輸出入等を防ぐため、関係省庁間の連携を一層緊密にし、更に厳格に対応していくとするもの。

 平野幹事長はさらに、普天間基地移設問題に関する臨時閣議の予定等を問われ、「調整中」であるとしながらも、同日中に臨時閣議を開く方針であるとした。
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