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2010/06/06
イクメン・キャラバン隊 活動第1弾として新潟県佐渡市で街頭演説
〜新潟県選出の田中直紀参議院議員と民主党政策アピール〜




 参議院選挙予定候補者の応援と党の政策をアピールするために、育児世代の40歳以下の若手男性議員が結成した「イクメン・キャラバン」。活動の第1弾として、メンバーの衆議院議員4人が6日、新潟県佐渡市を訪問し、新潟県選出の田中直紀参議院議員が行った2カ所の国政報告会と3カ所の街頭演説に参加した。この日のメンバーは、高邑勉(隊長・西日本担当)、橘秀徳(隊長・東日本担当)、本村賢太郎、斉藤進の4人の衆議院議員。

 キャラバン隊は東京から新幹線とジェットフォイル船を乗り継いで、正午過ぎに佐渡の両津港に到着した。なかでも高邑議員は選挙区の山口県から夜行列車を使っての16時間がかりの旅となった。車で佐渡島の中央部を東西に往復しながら、街頭ではキャラバン隊の幟を掲げ、ショッピングセンターなどを訪れる人々にアピールした。

 国政報告会には田中議員の地元の支援者などが参加。まず田中議員は鳩山由紀夫総理の退陣と菅直人新総理選出の経緯を説明、「残念だったが、経験豊かな菅さんが後を継いだ。民主党政権は昨年の衆院選で4年間の信任を受けているのだから、一歩後退・二歩前進の気持ちで、約束した政策の実現に頑張りたい」と決意を示した。その上で、「三世代がこの島で元気に過ごしていけることが大切」として、政府の少子化対策とともに、佐渡の豊かな自然や観光、農林水産資源を生かした雇用対策を自らの政策として進めていく考えを示した。

 田中議員に続いて、キャラバン隊の議員がそれぞれマイクを握った。

 まず高邑議員が、「私たちは田中議員の息子さんの世代だが自分たちも子どもを育てている世代」として、自らも10日前に父親になったことを紹介。また高校と大学を奨学金をもらって卒業した体験をふまえて、「日本は子どもにかける予算が圧倒的に少ない。将来を担う世代を育てなくてはならない」と子ども手当や高校無償化などの政策への理解を求めた。

 斉藤議員も「仮に出生率が今のままだと、100年後には日本の人口は半減、300年後には80万人になるとの試算がある」と述べ、「今ここで子どもを産み育てやすいようにしないと、この国はなくなってしまうとの危機感で全力で政策を進めている」と説明。また、医学部定員の増加や診療報酬の改定、介護報酬単価の増額や自殺者対策など、鳩山内閣が打ち出した「命を守る政治」を引き継いでいくことを強調した。

 本村議員は、神奈川県議の在職時に災害ボランティアで2回新潟県を訪れた体験を披露。「佐渡には一次産業の蓄積や能のような文化、観光資源も多い。この地域力を生かして、ロシアや中国にも販路を広げていければ」と振興策について考えを述べるとともに、「自民党のよいところも悪いところも知っている田中議員とともに、自民党ではできない政策を民主党にやらせてほしい」と訴えた。

 橘議員は、「太陽と水と自然を生かした地域作りを目指したい。佐渡はそのいずれにも恵まれたすばらしい地域であり、それをどう生かすかは、政治にかかっている」とし、「参議院の重鎮としての田中議員の見識や政策実現力に期待して欲しい」とアピールした。

 また、地元選出の鷲尾英一郎衆議院議員(新潟2区)からのメッセージを代読した。

 若手議員たちのはつらつとした話は会に参加した方々にも強く届いたようで、終了後は握手を求めながら「頑張って欲しい」と声をかける列がしばらく続いた。

 イクメンキャラバンは、全国各地で参議院候補予定者らとともに党の政策を訴える活動を行うことを予定している。
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