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2010/06/11
【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶら下がり、仙谷官房長官会見




■菅直人総理(代表)記者ぶらさがり■
 菅直人総理(代表)は、11日夕、亀井静香金融・郵政改革担当相の辞任について総理官邸内で記者団に答え、「たいへん残念。亀井さんとしてけじめをつけたいということだ。国民新党との関係はうまくいっている」と述べた。

 また、宮崎県内の口蹄疫問題については、「関係者は精一杯がんばっている。知事らに、もっとしっかりやらねばならぬことが何かを聞きたい」と明12日に予定されている宮崎視察に関連して語った。 

■仙谷由人官房長官会見■
 仙谷由人官房長官は11日午前、閣議後に総理官邸で記者会見を行い、その概要を報告。辞任した亀井金融・郵政改革担当大臣の後任人事については、本日中に決める方針だと説明し、それまでの間自身が事務代理を務めるとした。そのほか、第174国会における菅直人総理大臣(代表)の所信表明演説案が決定したこと、外務大臣政務官に徳永久志参議院議員が新たに任命されたことなどを報告した。

 また、昨日宮崎県日向市、西都市、宮崎市のワクチン接種区域外の農場で口蹄疫の発生が確認されたことを踏まえ、閣議後に第5回口蹄疫対策本部を開催したと報告。菅総理からは、従来からの発生地域である川南町周辺地域が外縁に広がったものであるとして、初動対応として迅速に殺処分、埋却を行うことが重要であり、併せて農場周辺の消毒を徹底的に行うよう、指示があったと述べた。菅総理は特に、日向、宮崎での発生の原因として川南町の牛1万2000頭、豚1万9000頭が殺処分されない状態を指摘、これらの殺処分、埋却の遅れが主要因だとして、これらの殺処分を急ぐことが肝要であり、引続き全力を挙げる考えを表明したと説明した。

 山田正彦農林水産大臣からは、(1)いずれの事例についても昨夜から処分、舞客に着手しており本日中にも処分を終える予定で取り組んでいる。(2)感染拡大防止のため、通行車両等の消毒を強化、(3)感染の北上、南下を防止するため日向市では国道10号線、西都市および宮崎市においては、主要地方道に消毒ポイントを設置する、との報告があったと説明。これを受けて対策本部では、危機管理上の重要な課題として、菅内閣として断固たる決意を持って対策に取り組んでいくことを確認したと述べた。

 さらに、菅総理が12日に宮崎を訪問する考えを表明しているとして、日程等の調整を進めていると明かした。

 亀井大臣の辞任について仙谷官房長官は、「亀井大臣は、具体的な事例として政策的に少々の違うアプローチがあったとしても、分かり合えるお方」だと敬意を表し、残念だとしたうえで、「連立は維持され、国民新党が強い思いをもつ郵政改革法案は次の国会で最優先課題として対応し成立を図るということが合意されていると聞いている。民主党・国民新党連立政権合意に基づき政権を運営をしていくことに全く揺るぎはない」とコメントした。
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