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2010/06/12
女性キャラバン隊、和歌山県4カ所で街頭演説会 




 女性キャラバンは12日、和歌山県4カ所で街頭演説会を行った。今回和歌山県での街頭演説会に参加したのは、太田和美男女共同参画局長、田名部匡代衆議院議員、小原舞衆議院議員の3人。

 太田局長はまず、次期参議院選挙を「真の政権交代をかけた最終決戦」であると位置づけ、民主党政権が「コンクリートから人へ」の考えのもとで予算編成を行い、さらに「税の無駄遣いをなくし、税の使い方を変えたいとの思い」などから、事業仕分けを行ってきたとなどの実績を強調。しかし、その過程でたくさんのお叱りの言葉をいただいたことも説明しながら、「民主党は反省を踏まえて再出発を果たした。先の衆議院総選挙のマニフェストを4年間の実績で評価していただきたい」と「国民の生活を第一。」に考えたマニフェストを実現させる意気込みを語った。

 小原議員は診療報酬の増額や生活保護の母子加算復活と父子家庭への手当の支給など、昨年の政権交代以降およそ8カ月間の実績を強調しながら、「『国民の生活を第一。』に考えた、人を大切にするあたたかい政治をとりもどしたい」「健康・環境・観光の3Kに光を当てて、地方の活力を高めたい」など、今後の政策実現に意欲を示した。

 田名部議員は、子ども手当や高校授業料無償化など子育てや教育の充実を図る政策を進めてきた実績を強調し「子どもたちの未来のための政治の種、政策の種は撒かれた。その種に水を与え、光を与えてほしい。ようやく変わり始めた政治を後退させないでほしい」と、将来へつながる民主党の政策の推進を説明した。

 街頭演説会では女性議員のほか、地元選出の国会議員も演説を行った。阪口直人衆議院議員は、次期参議院選挙の候補予定者である島くみこ・和歌山県参議院選挙区第1総支部長の経歴を紹介しながら、菅直人新代表・総理のもと「国民目線・生活者目線の政治を実現するために、長年教育や介護の分野でNPO活動に取り組んできた島くみこさんの経験を政治の場で活かす機会を与えてほしい」と、民主党と島くみこさんへの協力を訴えた。

 岸本周平衆議院議員は、民主党政権になり「密室で行われていた政策決定過程がオープンになった」ことを説明。政権交代以前の「密室政治」に戻さないために「和歌山初の女性国会議員を誕生させ」、国民目線・生活目線の政治を行うことの必要性を強調した。

 次期参議院選挙での民主党公認予定候補者である島くみこさんは、「年金生活者が安心して暮らせない、若者が将来に希望を持てない」社会の状況を指摘。地域の子どもやお年寄の方々を支える仕事をしてきた経験を活かし、「人を大切にする政治」を実現したいとの強い思いを訴えた。

 街頭演説会ではたくさんの方から激励をいただき、民主党への期待の高さがうかがわれた。
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