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2010/06/13
ともに新しい政治の流れを進めていこう 宇都宮市内で枝野幹事長、岡田外務大臣が訴え
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13日午後、栃木県宇都宮市内で街頭演説会を開催。参議院選挙予定候補者のやなせ進参院議員のもとに、岡田克也外務大臣、地元宇都宮出身でやなせ議員の高校、大学の後輩でもある枝野幸男幹事長が応援に駆けつけた。
やなせ議員は、岡田外務大臣とともに自民党議員一期生だった1993年、「この閉塞状況を打ち破るには政治を変えるしかない」と自民党を飛び出し、以来17年間政治活動をしてきたとふり返り、「新しい政治の流れを後退させてはいけない」「自民党政権のやれなかったことを一つひとつやるのが民主党の歴史的使命である」と表明。現在の最大の課題として、(1)少子高齢化の流れを止めること、(2)所得の格差が教育の格差に、さらに次の世代の所得の格差に繋がるという悪循環を断ち切ること、格差是正、(3)天下り構造の根絶、税金を生きた国民のお金にすること――の3点を挙げた。
その具体策として、子ども手当、高校の授業料実質無償化といった民主党の取り組みを紹介する一方、やなせ議員は自民党の長期政権下での天下り構造を正すためには何年もの努力が必要だと主張、そのために重要なのが今夏の参院選挙だとして、民主党への支持を訴えた。
続いてマイクを握った岡田外務大臣は、「国民の手に政治を取り戻すための戦いを進めていかなければならない。一緒に政治を変えていこう」と呼びかけると、外務大臣としてまず、核の密約問題を徹底的に調査しその存在を国民の皆さんに明らかにしたとして、民主党政権だからこそできたことだとその意義を強調。また、前原誠司国土交通大臣とともに、お金のかからない景気対策の一つとして外国人観光客誘致政策を進めていると紹介した。
岡田外務大臣はまた、菅直人新体制の下、民主党らしいクリーンな政治を実現すると宣言。力強い政治を行っていくためには国民の皆さんの力が必要だと理解を求めた。
次に枝野幹事長が、「今度こそ、しっかりと政権が変わってよかった、政権が変わると政治が変わる、暮らしが変わると皆さんに実感していただく。その、背水の陣の先頭に立たせていただきたい」と挨拶。菅代表(総理)の所信表明演説にあった「強い経済、強い財政、強い社会保障」にも言及し、年金・医療・子育て・介護・雇用といった社会保障を充実させ、少子高齢社会の新しいモデルをつくりあげていきたいと主張した。
そのうえで、まずやらなければいけないことは「古い政治・行政の垢をそぎ落とすこと」だと指摘。鳩山総理前大臣の指示の下に行った事業仕分けの意義を説きながら、国民の常識では考えられない予算の使い方、税金の使われた方を正すこと、天下りの根絶、独立行政法人、公益法人の抜本的改革および特別会計の抜本的見直しをスタートさせたところであり、財政を建て直すスタートラインに立ったと力説した。
枝野幹事長は最後に「民主党という大きなチームの中で、菅代表を先頭に、仙谷由人官房長官としっかり連携して、新政権が期待に応えていくために、幹事長としてぶれずに、筋論で幹事長を目指し進んで行きたい」と表明。先輩であるやなせ議員の存在の大きさを説き、ともに新しい政治を進めていこうと呼びかけた。
なお、街頭演説会には栃木県選出の谷博之参院議員、石森久嗣衆院議員も参加した。
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