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2010/06/15
高嶋参院幹事長が最後の会見に臨み、戦国時代の12年を振り返る




 高嶋良充参議院幹事長は15日午後、国会の閉会を前に国会内で最後の定例記者会見を行い、終盤国会の動きについて記者団に語った。
 
 まず高嶋参院幹事長は、明日の国会閉会に至った経緯について、「衆議院で予算委員会を2日間と提案したが、野党は衆参3日ずつと要望して話し合いが決裂し、せっかくの1日延長を拒絶されたため、やむなく16日閉会と通告した」と説明した。

 また、次回の参院選に出馬せず引退すると表明していることから、これまでの議員生活を振り返ったコメントを求められ、「国会運営という立場からは明日で引退だが、党役員会のメンバーであり、参議院幹事長としては、参院選後に新しい会長が決まるまではそのままなので、参院選を含め陣頭指揮を執らなければならない」と述べた。

 そのうえで、「私は98年に当選し、12年間参議院で活躍をさせていただいた。この12年間は、政界の歴史的な時代認識からいえば、参議院は戦国時代だと認識してきた。江戸時代のような安定政権を作り上げたいと思っていたが、まだもう少し戦国時代が続くかなと思っている。このような時代のリーダーは強烈な個性と信念がなければやっていけない」として、安定政権の基盤を作っていってほしいと菅新内閣に求めた。
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