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2010/06/16
【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶら下がり、仙谷官房長官会見
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■菅直人総理(代表)記者ぶらさがり■
「良かったと思う」通常国会を振り返り
菅直人総理は、16日夜官邸で記者団の質問に答え、「この国会は予算も戦後5番目の早さで成立し、子ども手当や農業の戸別所得補償などができた。法案の成立率は低かったかもしれないが、良かったと思う」と感想を述べた。
また、景気もこの間さまざまな対策を打ってきて、景気の回復の兆しが見えるとして、全体としていい方向ではないかとした。さらに、成立しなかった法案については、「参院選後の臨時国会で取り組んでいきたい」と答えた。
■仙谷由人官房長官会見■
菅直人総理(代表)が、16日午前9時半から25分間、カナダのスティーブン・ジョセフ・ハーパー首相と電話会談したことを、仙谷由人官房長官が午前の記者会見で明らかにした。
会談では、ハーパー首相の提案で行われ、首相から新総理就任のお祝いの言葉が述べられ、総理がこれに感謝したこと、カナダのサミットで会談を楽しみにしていること、財政健全化、金融危機への対処など国際社会が抱える課題の重要性について一致した。
また、両首脳は、今年10月に名古屋で開催される生物多様性条約締結国第10回会議での両国の協力を確認した。
仙谷官房長官は同日夜の会見で、臨時閣議において第22回参議院選挙の日程を24日公示、7月11日投開票に決定したと報告した。
仙谷官房長官はまた、ワクチン接種区域外である宮崎県国富町の農場で新たに口蹄疫特有の症状を示す牛3頭が確認されとして、同農場で肥育されていた234頭全頭を感染の疑いが強いと直ちに殺処分、埋却を開始、明日中に全ての処理が終了する予定だと報告した。
記者団からの「通常国会を終えての受け止めは」との問いには、「経済金融財政という面からも大変重要な局面であり、社会的孤立が深刻化しているなか緩和する方向に向かっていない現状において、やや政策論議が弱かったのではないか」との所感を明示。鳩山総理が提起した『新しい公共』にも言及し、「野党の質問が政治とカネに偏ったところがあり、この時期に必要な政策論議が少なかったのではないか。もっと具体的な政策論争があった方がよかったかなぁ」と述べた。
また、参院選挙戦に臨むにあたっては、民主党政権として昨年9月以降の実績および未実現のものをどうするかを示していくとして、「政と官の関係を改め国民主権内閣制を実体あらしめるような内実をつくれるような政策」を実現すると主張。成長戦略、財政規律、外交・安全保障などの考え方を提示、「強い経済、強い財政、強い社会保障」の連関のなかで新たな道を切り拓く強い姿勢を示していくとした。
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