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2010/06/19
みんなで元気のいい日本に 千葉市駅前の街頭演説で菅代表(総理)
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菅直人代表(総理)は19日夕、千葉市JR千葉駅前での街頭演説会に参加。炎天下のなか集まった約5千人の聴衆を前に、「元気のいい日本にしよう」と呼びかけ、民主党の政治への理解を求めた。
演説会にはこのほか、道あゆみ、小西ひろゆき両予定候補(千葉県選挙区)はじめ、千葉県選出の長浜博行厚生労働副大臣、水野智彦、中後淳、谷田川元、奥野総一郎、黒田雄、若井康彦、松崎公昭、岡島一正、生方幸夫各衆院議員、加賀谷健参院議員が参加した。
道予定候補は、出産を経験し命を授かることの尊さを知ったこと、また、15年にわたる弁護士活動で経済的にも社会的にも弱い立場の人のために仕事をしてきたことが政治を志した原点だと紹介。「一人ひとりが明日の暮らしを、自分たちの命に不安を感じるようでは、それをこの国の政治が守れないようでは、この国の未来を変えることすらできないのではないか」と提起し、特に取り組みたい政策として(1)少子化対策、(2)政治の透明化――を挙げた。
また、「一人ひとりが本当の意味での豊かさ、幸せを追求できる国にしたい。そのことが本当の意味で元気な日本を取り戻すことなのではないか」「私は150センチと小さいがエネルギーは菅総理にも負けない」と宣言、元気な日本の復活に懸ける強い思いを語った。
小西予定候補は、安心と希望の社会をつくる社会をつくる、暮らしを守る即戦力だと力強く表明。小学生の時から21年間に及ぶ父親の介護経験にも言及、子どもから高齢者まであらゆる人の幸せと尊厳が守られるともに生きる社会の実現、憲法の生存権を実現する『医療基本法』の制定を目指す考えを示した。
さらに、菅代表(総理)が掲げる『強い財政、強い経済、強い社会保障』にも触れ、「強い経済」の実現に向けて総務省、経済産業省での経験を活かし医療・介護、環境・エネルギー、観光各分野の産業政策取り組んでいくと主張。介護経験を活かし「強い社会保障」の実現にも即戦力として働けると強調した。
岡田ジャパンの勝利を期してブルーのネクタイでやってきたという菅代表は開口一番、「みんなの力でこの日本を元気のいい日本にしよう」と呼びかけ、聴衆の熱い拍手を浴びた。菅総理は、この20年間、いろいろな意味で閉塞感にさいなまれてきた原因は財政、経済、社会保障政策の間違いによるものだと指摘。「強い財政、強い経済、強い社会保障」の一体的実現の必要性を説き、国がやるべきことは国全体で仕事をつくることだと主張、介護職を例に「需要のあるということは成長の可能性があるということ。そこにお金をつぎ込めば新しい仕事、職場、サービス生まれ、GDPも上がる」と述べた。
菅総理はまた、20代の頃から政治の仕事は何を目的とすべきかを考えてきたとして「国民の皆さんの不幸になる要素を少しでも小さくすること、できるだけなくすこと、『最小不幸社会』を目指すことが私の信念」だと表明。戦争など政治、権力でないと止められない不幸の原因を少しでもなくすことが政治の仕事、役割だと思うと述べ、その実現のために取り組んでいくとした。
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