ニュース
ニュース
2000/09/21
【衆院東京21区補欠選挙】長島昭久氏を公認決定
 民主党は21日、山本譲司前議員の辞職に伴い行われる衆議院東京都第21区補欠選挙で、長島昭久(ながしま・あきひさ)さんを公認候補として擁立することを持ち回りの常任幹事会で決めた。

 長島昭久さんは1962年2月17日生まれの38歳。慶應義塾大学大学院博士課程(憲法学専攻)在学中に、短大講師、代議士秘書などを務め、93年に渡米。現在は日本人初の米国外交問題評議会上席研究員、ライシャワー東アジア研究センター客員研究員、東京財団主任研究員を務めている。97年に第3回読売論壇新人賞最優秀賞を受賞し、日米関係や安全保障などについての著作も多い。

 公認を受けて、21日夕に議員会館で会見した長島さんは、「アメリカに7年生活し、そのうちワシントンに5年いたが、『日本は変われない』と誰に会っても言われ、反論することもできずはがゆい思いを何度もした。自民党政権が続く限りは変われる要素は一つもない。ばらまき、将来へのつけ回しは続く、構造改革はできない、対米追従の外交はだらだらと続く。こういう状況に終止符を打つためには、評論活動を続けるよりも、自分で政治に飛び込んで、民主党の皆さんといっしょに政治をやることが自分の生きる道だと考えた」と出馬の動機を説明。同席した菅幹事長も「民主党のためというよりも、日本のための政治家だと確信し、公認することになった」と推薦の言葉を述べた。
 
 補欠選挙は10月10日に告示され、22日に投開票が行われる。
記事を印刷する