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2010/06/27
事業仕分けで日本を洗濯致し申し候 高知市で蓮舫大臣




 27日昼、蓮舫行政刷新大臣は高知市内にて街頭演説会を行った。

 蓮舫大臣は集まった聴衆を前に「行政刷新担当大臣として、そして民主党の仲間とともに、国民のための政治を行いながら、国民のみなさまから信頼できる国になんとかしたいという思いで活動している」と報告した。

 現在、取り組んでいる事情仕分けについては、「野党の時から政界はどうして情報が閉ざされているのかと思っていた。どうして国民のみなさまがたに税金の使われ方が堂々と説明をされないのか、何度も何度も悔しい思いをしてきた。だから、与党になってこの国を変え、情報を公開して税金の使われ方に無駄のない国を作りたいと訴えてきた」と事業仕分けにかける意義と意気込みを語った。

 そのうえで、蓮舫大臣は「すべての省庁に行っている全部の事業(5000以上)について8月末までに事業シート(事業名、事業内容、予算、実施主体、期限、評価の有無、評価の内容等)を作成することを要請し、出てきたものを国民のみなさんに公表する」とした。

 さらに、菅直人総理の消費税のあり方についての議論開始の提案については、我々民主党の発信力がなかなか弱いため、残念ながらメッセージがまっすぐ届いていないとし、「まずは、無駄を徹底削減、税金の浪費を改める。無駄がなくなったと思われるとき、国民のみなさんがご納得いただけるとき、初めて税はどうなるべきかと超党派で議論をするところから始めようということだ」と増税ありきの提案ではないことを重ねて強調した。

 最後に、蓮舫大臣は「今までの半世紀にも及び行政・政治の固まった膿を洗い正すことを今ようやく始めたところ。50年も続いてきた政権によって作られた行政の水ぶくれは、相当高い壁だ。それでも、その壁を乗り越えるための努力をしなければ、これまでの政治は何も変わらない。国民の方を見た政治、国民から見える政治を行っていきたい」と述べ、ご当地高知の坂本龍馬同様「日本を洗濯致し申し候」、その手法は事業仕分けだとして民主党への理解を訴えた。

 なお、演説会の司会は、武内則男民主党高知県連代表・参議院議員がつとめた。
 

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