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2010/06/27
これまでの政権ができなかった改革を進める民主党に力を 東京・池袋等で枝野幹事長
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枝野幸男幹事長は27日午後、東京・池袋で街頭演説を行い、50年間、これまでの政権ができなかった改革を民主党の力でさらに前に進めさせてほしいと訴えた。
マイクを握った枝野幹事長は、ムダ遣いを増やす独立行政法人の抜本改革、不透明な特別会計にもメスを入れる、天下りの受け皿となっている政府系の公益法人も見直していくと列挙し、そのための法整備に向けた準備に着手したことを表明。その実現に向けて、力を発揮する経験豊富な民主党の仲間への理解を求めた。
また、政権交代して9カ月、なかなか成果が出てきていないと批判する党もあるが、昨今雨後の竹の子のように出てきている新しい政党も含め、「ほとんどの皆さんは50年間にわたってこの国の政権を担い続けて、そのなかで税のムダ遣いを見逃し続け許してきた人たちばかりだ」と国民軽視の政治を続けてきたその姿勢を厳しく批判。「行政改革担当大臣を一年半もやりながらその事業仕分けの結果を残せなかったような人に『遅い』『遅い』と言われる筋合いはない」と批判。各党ともさも改革の徒のようなふりをしているが、その実態は自民党政治の中心で国民軽視の政治の担い手だった人ばかりである実態を明かし、批判だけを繰り返す自民党はじめ各党の無責任な主張を強い口調で切り捨てた。
そのうえで枝野幹事長は、「この9カ月、皆さんのお力で政権を変えさせていただいて、ムダ遣いの実態を明らかにさせた」として、政権交代したからこその成果を指摘。同時に「50年できなかったことをやってきた。さあ、いよいよ、第二幕だ」として、このムダ遣いを正す、制度・法律を変えていく力を、民主党に再び与えていただきたいと、聴衆の皆さんに呼びかけた。あわせて「50年できなかったような人たち、この人たちに改革への時計の針を戻させるようなことを許してはいけないと思っている」と力説。自公政権下で続いてきた時代に合わない政治を、大きく展開していくためにも、民主党に引き続き改革を行わせてほしい、その力を寄せてほしいと呼びかけた。
司会をつとめた江端貴子衆議院議員は「昨年の総選挙でこの東京10区で議席をもらって国会に送っていただいた」と自己紹介したうえで、その総選挙で国民の皆さまから寄せていただいた熱い思いを忘れることはできないと表明。政権交代後の9カ月、民主党政権では戸惑いもありご批判もいただいたとしたうえで、「始まった改革の道を途中でやめることがあってはならないと思っている」と力強く訴えた。また、事業仕分け等でこれまで明らかにならなかった公益法人などの実態が見えるようになったのも政権交代の成果だとして、民主党が力を失ったら税の透明化への道が閉ざされることになると指摘。クリーンな政治をさらに前に進めるため、民主党への理解を求めた。
なお、この日の枝野幹事長は池袋での街頭演説のほか、西新井、十条銀座商店街、光が丘団地IMA前、三鷹駅南口デッキと東京都下を精力的に回り、民主党に引き続き改革をやらせてほしいと訴えた。
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