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2010/06/28
【今日の官邸】仙谷官房長官会見


■仙谷由人官房長官会見■
「日本の存在感を示すことができた」

 仙谷由人官房長官は24日夕の記者会見で、G8・G20サミットの報告をし、「菅直人総理にとって初めての外交舞台となったが、G8・G20サミットの場や個別の場において、一定の成果が得られ、それぞれの首脳との信頼関係が構築できた」とした。そのうえで、「菅新政権の目指す内外の政策について、国際社会に対し充分アピールでき、日本の存在感を示すことができた」との見解を示した。

 仙谷長官によると、オバマ米国大統領との会談では、日米同盟50年の年に日米同盟を深化させていくことで同意し、訪米の招請があった。胡錦涛国家主席との会談では、戦略的互恵関係を具体化していく点を確認した。イミョンバク韓国大統領との会談では、哨戒艦沈没事件を含む北朝鮮との問題について引き続き緊密に連絡をとていくことを確認した。メドベージェフロシア大統領との会談では、領土問題を含め日ロ関係の前進をはかる上でよいスタートができた。

 また、記者団からの消費税の議論についての質問に対し、仙谷長官は「菅総理が申し上げているのは、強い社会保障をつくるために、強い財政が必要であり、強い経済が必要である。そのためのしっかりした議論をこの段階でしようということだ」と日本の歳入・歳出の問題を国民のみなさまと共に議論していきたい旨を改めて説明した。
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