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2010/06/29
高齢者の安心と安心して子どもを産み育てる環境を整える 高松で枝野幹事長訴え




 枝野幸男幹事長は29日午後、香川県高松市で街頭演説を行い、「たくさんの高齢者の皆さんの安心を、そして安心して子どもを産み育てられる環境づくりを、これこそが強いものをより強くするだけの誤った古い政治に代わる、私たち民主党が目指す新しい国づくり。日本を元気にする新しい処方箋だ」と力説。集った聴衆の皆さんに「徹底してムダを削って、安心できる暮らしをつくる、そんな政治を前に進めるために是非力を貸してほしい」と訴えた。

 街頭演説には小川淳也、玉木雄一郎両衆議院議員、植松恵美子参議院議員も参加した。

 枝野議員は冒頭、「ぜひ皆さんの力で、昨年夏に開いた新しい時代の扉を、決して閉じることのないように、政権交代という新しい扉の向こうに、しっかりと成果を実現していくために、皆さんの後押しをお願いしたい」と切り出した。

 枝野幹事長はまた、政権交代によって初めて政権の中枢を担わせていただいて、戸惑うこと、迷うこともあったが、9カ月間、前の政権の長年にわたるツケに苦しめられながらも、改革を前に進めてきたことを報告した。そのうえで、今後について、政権交代後の9カ月間の反省と経験を踏まえながら、「菅直人新総理のもとでいよいよ政権交代の成果をしっかりと実現していく」段階になると述べ、国民の皆さんの後押しが不可欠だとした。

 民主党政権下で行われた事業仕分けにおいて、天下りの人数や給与などが明らかになった点についても「政権交代による成果」だと枝野幹事長は指摘。野党時代、「何年も何年も国会で追及してきたが、どうあっても明らかにされなかった」ものであったが、政権交代したからこそ事業仕分けのなかで実態をあぶりだすことができたと強調。

 そして、「明らかになった事実に基づいてわかってきたからくりを正し、徹底して税金のムダ遣いをやめさせるための新たな仕組みづくり、法律づくりを私たちはスタートさせたところだ」と表明。「まさにこれからしっかりと、ムダ遣いにメスを入れていく、ムダ遣いを刷新していく。その仕事を後押ししていただきたい」と聴衆の皆さんに呼びかけ、民主党によって始まった政治改革の歩みという時計の針をもとに戻すことのないようにと理解を求めた。
 

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